中高年の再就職 | 若干蛇足

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中高年の再就職

就職先も探さなければなりません。家族の不安は極限です。Sさんも高校生の2人の息子を抱えて悩みました。会社に来ている求人先を見ると、食品商社で営業経験を積んだ人材を求むとあります。「能力を評価し実力に報います」とあるのです。がSさんにはショックでした、ヤッパリそうかとの思いでした。どの求人先も「35歳以下」と特記してあるのです。35歳以上の人には能力も実力も無いのでしょうか。実力主義をうたう企業の正体を見た思いです。
  しかし、Sさんはへこたれません。専門職につく前にある教育会社の『人生再決断研修』を受けていたのです。迷いはありません。自分の今後はつぎの選択肢から選ぶだけと決めているからです。――(1) いまの会社が更生するまでこのまま頑張る (2) 多少給料が低くなってもいい、転職先を探す (3) 営業力を生かして小さな会社を始める
Sさんはつぶやきました。「世の中の変化や流れに対応することも確かに自分の意志による行動だが、流されていることには変わりがない。自らの責任の下に自分の流れを作り出すことこそ迷わぬ自己(主体的自己)を作ることだ」。
http://www.president.co.jp/pre/20030519/001.html

「40~50代のいわゆる普通の人が再就職する場合ですが、月収の額面が30万円あったら、それで良しとしていただきたい」
 ということは、再就職前の中高年サラリーマンの収入は、実際の市場価値をだいぶ超えているということなのか。これについては論はわかれるが、一つ確実にいえるのは、大手と中堅以下との間にはかなりの賃金格差があるということ、つまり中高年求職者の場合、そうしたいわば次元の違いを勘案したうえで、自分の市場価値を見るようにしないと、道は開けないのである。

 では、中高年の主な再就職先となる中小・中堅企業の特徴とは何か。
「特に中小企業にいえることですが、いくら頭が良くても手足が動かない人間は不要なんです。その意味で、前職が大手の部長職などといった人の場合、すでに実務から離れていますから、いざ中小で働くとなると切り替えは簡単ではない」 

ダブル契約社員

後藤昌之(45歳)は二つの名刺を持っている。仕事用とプライベート用を分けている、という話ではない。二つの会社の契約社員として、それぞれ別個に雇用契約を結び活躍しているのだ。
「自分にとって都合のいい働き方を追求したらこうなりました」
 特異な就業形態について、後藤は笑顔でそう語る。
 雇用契約を結んでいるのは広告代理店の電広エイジェンシーと、印刷物やWeb・マルチメディアコンテンツを企画制作するブレストの2社。肩書は前者が営業企画部M&Dディレクター、後者がインターネット事業部チーフディレクター・コピーライターである。現在は週2日、電広エイジェンシーで勤務し、残り2日はブレストで働く。
 この2社が全社員に特異な雇用形態を用意しているわけではなく、いずれの会社にとっても後藤はイレギュラーな存在だ。それが認められているのは後藤が長期にわたって粘り強く交渉し、かつ実績を残すことで勝ち取った成果なのである。
 学生時代、広告の世界を目指した後藤はメーカーの販促部、広告代理店のコピーライターを経て1986年、電広エイジェンシーに入社した。同社はデンソーをはじめ、トヨタ、中部電力など中部地方の有力企業と取引がある。
 自分の望んだ通りの仕事に従事し、優良クライアントと仕事をできる後藤の立場は幸福に見えたが、本人の中では鬱積した思いが積み重なっていた。
「だんだん役職が上がり、決して好きではない管理職の仕事が増えていきました。それでも92~93年頃まではある程度の売り上げが確保できていたので楽にマネジメントできたのですが、バブルがはじけて状況が厳しくなると、スタッフを減員する中で同じ量の仕事をしなければならなくなった」
 クリエーター志向の強い後藤は部下に質の高い仕事をしてほしいと思う一方で、同時に管理職として効率化を図らなければならなかった。その解決策は、雑務を自分が一手に引き受けることだった。しかし、その無理がたたり体に変調をきたすことになる。
「もともと体は弱いんですが、30歳を超えてかなりガタがきまして。忙しいときは週2日ほど徹夜で、そのまま出張に行くことも。そんな生活を続けていたら、ドンと喘息の発作が出た」
 悪いことに喘息治療の薬を使用し続けていると、今度は心臓に負担がかかり、心筋症の疑いがかけられた。
「君はもう無理のできない体になっているのだ」
 医師からそう宣告されるに及び、後藤は会社の決め事に従うのではなく、自分に合った働き方を獲得しようと動き始めた。ちょうどその頃、後藤は個人的にインターネットに取り組み始め、ホームページ制作や専門誌への寄稿をしていた。そこに自分の仕事をフォーカスしたい、と交渉を始めたのである。
「業務を抜本的に改革しようとするにはもっと権限がなければできないし、あっても体力が続かない。専門分野を極めたいと思っても、会社の仕組みの中では無理な話。そこで会社に対してこう伝えました。『管理職の仕事は向いていないからやりたくない。インターネット関係の仕事だけを、週4日勤務でやらせてほしい』と
」「以前と比べて面倒な管理の仕事をせずに済み、仕事の幅は確実に広がった。『もういらない』と、いつ言われるかわからない不安定さはありますが、現在は会社自体が不安定な時代。どちらも不安定なら、より自分にスキルが身につくほうがリスクマネジメントとしても正しいと思います


蛇足

景気が良くなったとは言え、末端の中高年には春はなかなか来ませんね・。??再就職の難しさは、面接以前の問題です。若年層が有利であるが、中高年の経験と能力を買ってもらえない・。数年も採用がなく、フラフラしているオッサンもいますが、働く能力や意欲はあるのに、試す機会が無いのです。


http://hanabusa7.blog39.fc2.com/ 迷える中高年の仕事
面接までなかなか至りません。
二社へ申し込みをしましたが、時前に履歴書送付との事で、
面接まで至っておりません。年齢ではねられるのかもしれません。
今までも転職経験はありますが、ヘッドハンティングや紹介などで
苦労をしたことがないのですが、今回は苦戦しそうです。
また経過報告します。
面接、頑張ります。
今週は面接ラッシュの予定です。
どんな会社に縁があるのか楽しみです。
出来るだけ小さい会社で自由にやりたいと思っています。
目的は独立ですから、その足がかりにしたいのです。

どうかうまく行きますように。