4Ccrewという美しき開拓者 | kaネとmo観劇日記

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年間200本程の観劇。
その感想やらを忘れないように、記しておこうと思います。

2015年のスタートに当たり、どうしても書いておきたい2014年の出会いがある。


4Ccrewというダンスボーカルグループ。
それは、芸能界という荒波を行く4人のCuteな航海士。
彼女たちは、自らが輝ける新たな世界を切り開く開拓者である。



2014年に、堅く閉ざされた氷山に小さな穴を開けた。
その海はまだ小さな入り江かもしれないけれど、
突き進む先には大きな海原が広がっているに違いない。
2015年、先駆者として大きな夢と希望を乗せて航海へと漕ぎ出す。

彼女たちのパフォーマンスはカヴァーダンス。
韓国の女性グループのダンスを見事に習得し、
そっくりに、更にはそれ以上にセクシーでキュートでクールに踊る。
その美しさに、完全に心奪われた。


「ものまね」は古くから芸術である。
江戸家猫八さんの動物の声帯模写も、ものまね四天王も、
その技術や完成度に感動をおぼえる。
欧米でもサミー・デイヴィスJr.やロビン・ウィリアムズも
「ものまね」をきっかけに名声を得ている。
歌の世界では、素晴らしい楽曲はこぞってコピーされ、
そこに個性を加えることで、それはカヴァーという世界(ジャンル)を生み出した。
ダンスも、完璧にコピーし披露するものを鑑賞して楽しむ世界があってもいいはず。
計算され育て上げられた韓国のアーティストの素晴らしいダンスをマスターし、
それを自らの魅力でさらに昇華させたダンスを見せてくれる「カヴァーダンス」という世界を4Ccrewは作り出した。


芸能界は隙間産業。
生き残るには大きな後ろ盾が必要である。
歌手も俳優も、王道を行くには大きな事務所と企業のタイアップ、
それに伴うTV・ラジオ・ネット・雑誌などのメディアへの露出が欠かせない。
そして、前を行く者がその座から外れなければ取って代わることはできない。
そうしたポジションにないのならば、人がやっていない隙間を狙って割り込むしかない。
彼女たちは、魅力的な韓国アーティストのダンスを完璧にマスターして披露することで、
自らの高いポテンシャルを見せつけ、目を惹き、少しずつ注目度を上げてきた。
その実力は、韓国のアイドルグループSecretのソン・ジウンのソロデビューにあたり
バックダンサーに抜擢されたことや、
韓国のTV番組が彼女たちを取り上げ紹介したことが証明している。
たくさんのイベントに出演し、オーディエンスを魅了したことで、
「カヴァーダンス」という新たなジャンルが認知され、市民権を得て、確立されつつある。


彼女たちは、いま活躍するダンスボーカルグループ同様、
歌とダンスを担当するメンバーと、
キレのいいダンスで魅せるメンバーで構成している。

リーダーはKyonAさん。
リードボーカルを担当する。
アップテンポのダンスナンバーから、メローなバラードまで見事に歌い上げる。
これまでにいくつもの活動を経て、紆余曲折の後にここに至る苦労人。
その姿から、グループへの愛と、この活動にかける熱い思いが伝わってくる。

グループの母的存在のWAKAOさん。
リードボーカルを担当し、KyonAさんとともにツインボーカルを担う。
彼女もたくさんの荒波にもまれた苦労人である。
歌手、ダンサー、女優と、最も多岐にわたって活動し、
4Ccrewの存在を広く知らしめる広告塔。
可愛らしい顔立ちとセクシーさは群を抜き、絶大な人気を誇る。
彼女が呼び込む新たなオーディエンスを、
4人の魅惑的なパフォーマンスで虜にすることで熱い支持を得て、
人気を確立し活躍の場を広げていくと確信している。

ダンサーのRINAさん。
キレのあるダンスはグループ1かも。
ヒップラインの美しさが男心を撃ち抜く。
あのヒップダンスの魅力は本家KARAを凌ぐ。

ダンサーのMIHOさん。
手脚の長さ、スタイルの良さは芸術作品。
指先まで意識したダンスの美しさは絶品。
カヴァーダンスでありながら、韓国語の歌詞を覚え、ほとんど歌える努力家。
童顔の天然キャラは愛されるみんなの妹。

歌うお姉さん2人と、ダンサーの若い2人。
本気の航海だからこそ、本音をぶつけながら互いを尊重し合う4人。
その関係性も素敵で、微笑ましくもあり、
ずっと応援したいと思う。



出会いは6月だった。
招待されて観た、はちみつシアターの舞台『ロミミ』。
天然キャラで和ませるメインキャストの女優さんがラストで見せた、
そのキャラから想像つかないキレのあるダンスに度肝を抜かれた。
完全に一目惚れした。
それが客演していた若尾桂子さん。
8月の公演にも客演されると知り、はなやしきの劇場でその魅力を再確認した。
その後ツイッターのつぶやきを読み、
彼女の演じたブリブリのアイドルキャラとは真逆の男気と、
あのダンスのキレの良さを裏付けるダンスグループの活動を知る。
しかし、この歳にしてアイドルのステージを観るのには、いささか抵抗がある。
だから、イベント出演の情報にも二の足を踏んでいた。
そこへグッドタイミングで初のワンマンライブを開催するとのこと。
若尾さんからの強いお誘いもあり、思い切って出かけた。
(彼女は「自分はアイドルではない」と語った。)
そこで、彼女たちが目指すモノ、戦ってきたコト、切り開いたセカイを知り、
これからもフォローしていこうと強く心に誓った。





2015年。
遂に、スカパー!で「カバダン」という番組が始まる。
そして、昨年末に発売した4Ccrewのオリジナル曲が1月の歌に選ばれ、
Cuteな航海士のひとり、若尾桂子さんは番組のナレーションを務める。

http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000216.000003711.html



彼女たちの今後の活躍を想うと、胸が躍る。
2015年、大きく飛躍するであろう4Ccrewから目が離せない。