昭和17年(1942年)6月5~7日のミッドウェー海戦で
赤城、加賀、蒼龍、飛龍を失ってしまいます。
焦った日本海軍は
急遽航空母艦の増勢計画を立案します。
千代田は「甲標的」の発進設備が完了されていましたが
すでに水上艦艇からの攻撃機会は無いと思われている時期でした。
同年6月30日、その中で
千歳、千代田、あるぜんちな丸、ぶらじる丸などが空母改造に指定されます。
ただし千歳型は初めから第3状態の空母までの改造を考えていたとはいえ
細かく図面を引いていたわけではなく
そのため完成が予定より遅れています。
また通常空母への改造時は鳥の名称などに改名するのですが
乗員の希望によって「千代田」のままになっています。
千代田は18年12月に完成しマリアナ沖海戦では零戦に250Kgの
爆弾を装備し
先制攻撃として運用を始めています。
モデルは
航空母艦 千代田 ピットロードです。
キット設定1943年~
初版2004年(飛行機なし)
キャラメル箱型パッケージ。
千歳のバリエーションキットでデカールも同じ。
A=船体
B=飛行甲板、砲座
C=兵装、煙突、カッター
で
注目するところは赤枠と緑枠です。
ここが千歳と千代田の分かれ目です。
無線マストのパーツでトラス形状を
千歳は4角錘、千代田は3角錘を使用します。
意外と知られていません。
デカールの「ちと」、「ちよ」は海戦当時に
瑞鳳の甲板に「づほ」と確認されたため
千歳型も同じなのでは・・・というだけで
推測の域です。
裏には
例によってカラー・デカール指示が描かれています。
最終時の迷彩で千歳とはことなります。