1/350 AFV CLUB 伊号第二十七潜水艦 甲標的搭載型です。
ブログ本編、特型格納筒の流れで制作しました。
元は伊ー19で Fパーツの甲標的とNの専用EPを追加されたものです。
Dパーツの零式小型水偵はそのまま残されています。
ただ
塗装・デカール指示図では水偵を乗せていますが実艦総重量の関係からも
止めておくのが無難かも知れません。
実際にも甲標的搭載と水上偵察機搭載艦に分けていたようです。
早速制作します。
フルハル仕様で耐圧殻が入ります。
(AFVの潜水艦ってほとんどタイアツコウ入れるよねぇ・・)
特筆すべきは1/350でありながら
いや
350だから こその
特型格納筒改一が
組み立てると姿も良し
で、塗装して
完成も良し
ここまできたら
本体も急ピッチでつくります。
乗せてみました。
ここで少し伊ー27(正確には伊号第二十七潜水艦と表記)のことを確認のためにも
模型と一緒に書いてみます。
伊号潜水艦とは排水量1000t以上で巡潜型と海大型より発展した
甲、乙、丙型に分けられます。
伊ー27は乙型で巡潜型の発展型で航空機を搭載していて
同型艦は20隻建造されています。
伊ー15,17,19,21,23,
25,26,27,28,29
30~39
❶は潜舵で浮上中は波による破損の心配があるため水平に回転し船体に収納します。
モデルでは展開と収納状態の選択式
❷の発射管の出っ張りは門扉導子で全開時艦首先端との段差をなくすためのもの
魚雷発射管は全6門
❸は水中聴音機補音器でモデルでも16孔キチンと再現されています。
❹は1.4トンの主錨で魚雷発射管に干渉しないよう後ろにあります。
❺は呉式1号4型射出機でモデルではエッチングでサンドする仕様です。
❶は索敵・夜間・対空に使用の第2潜望鏡で第1より倍率は高い
❷は短波無線用で桁は外せます。
❸は第1潜望鏡で見つからないように細い、攻撃専用
❹は点滅信号燈
❺は馴染みのある方位測定儀でこちらも昇降式
❻は探照灯で夜間など搭載機の組立時に使用
❼は搭載機格納庫 奥には内火艇
❽は舷燈
❾は水密双眼鏡
❿は昇降口扉
⓫は艦尾信号燈
⓬は測距儀で周りの手すりをエッチングに
Aは上部縦舵
Bは横舵及びスクリュー保護材
Cはディーゼル排気口
Dは特型格納筒用の架台で数や形は不明です。
Aは横舵で見た通りスクリューの形に切っています。
Bは下部縦舵で上部縦舵と連動
Cのスクリューは双発機と同じく左右回転は逆です。
Aはフラッドで海水を取り込むための孔群
Bはビルジキールで横揺れの抑制
Cはバラストキールで重りを入れて復元性の確保
クレーンの作り変えと特型格納筒の固定に少々悩んだ以外
問題もなく制作できました。
最も活躍したといわれる巡潜乙型を程よい大きさで飾ることができます。
しかも精密な甲標的付きで。