本艦は当初の計画ではヘリ搭載巡洋艦でしたが
後に全通甲板に変更、
シーハリアーV/STOL機を運用する世界初の空母となります。
インヴィンシブル空母が有名になったのは
1982年に起きたフォークランド紛争でした。
空母ハーミーズと共に現地派遣されたインヴィンシブル空母は
シーハリアーを活用し防空、対地攻撃を行います。
これがV/STOL空母の有効性を実証されることとなり
のちのアメリカ海軍の近接航空支援思想にも影響を与えていくことになります。
模型でのシーハリアー戦闘機です。
紛争時の塗装は全体をダークシーグレーもしくは
少し薄いグレーFS系だと思います。
ただ下面は模型的に軽くライトグレーを吹いてみました。
4ヶ所のタイヤ部分はエッチングに
支柱は真鍮線で。
ざっと機体の印象は
やはり35Bライトニングより細く、小さ目で鋭い感じです。
キットとしては古いものなので
あまり贅沢は言えません。
へりは対潜哨戒機シーキング2機、ソナー付きで
こちらもタイヤを取り付けました。
リンクスは1機。bパーツに入っていたので作りました。
↓ 1022型レーダーは駆逐艦のものです。
以前にも書きましたが
残念なことにこのキットにはエッチングパーツは入っておらず、探した結果
上手いことに現在発売中の42型駆逐艦に両方のレーダーが付属
されていました。
しかもフォークランド紛争時のシェフィールド駆逐艦は
箱形の965型レーダー搭載でかち合いません。
インヴィンシブル級航空母艦の次級は
今話題のクイーン・エリザベス級となります。
同じV/STOL空母で大型空母となりますが
高度な技術・運用・自動化によって
インヴィンシブルと同程度の乗員数となっていて驚きです。
この空母もクイーンエリザベスもV/STOL搭載や予算によって形を変えているところがあり
共通点が多いところも面白く感じました。
模型のほうは これで
嬉しい完成!!です。