飛行機が着艦するためには合成風力を秒速15メートル程度にする必要があり、そのため発艦と同じような行動をおこさなければなりません。


また、着艦させるには飛行甲板を二分にし後方を着艦区域に、前方を着艦機をとめておく収納区域として連続着艦を行っています。


機数がすくなければ、その都度前部エレベーターで降ろします。なので前部エレベーターは他のエレベーターより大きく使い勝手がよいようになっています。

着艦は大変難しい作業のため、母艦には様々な装置を備えていました。

飛行機を正しい着艦角度にするための着艦指導燈、滑走を短くする制動装置、押し止める滑走制止装置などです。
これらの装置を模型の世界ではエッチングで表現され今では標準装備?になっています。(^-^)/



着艦経路はまず母艦の右舷後方から進入します。
この時車輪と着艦フックを下ろします。対空識別標識や車輪引き出し指示棒なども確認します。



前方を横切り左舷に。

飛行甲板上がクリアーか確認。もし左舷に艦橋構造物があると見ずらくパイロットから不評をかうことになります。

母艦からの「着艦ヨシ」の信号を受け、後続の駆逐艦上空に向かいます。





飛行機はこの駆逐艦を目印にし、進入路にはいります。


駆逐艦はこの目印のほかに、海面に墜落したときのための救難も行っておりトンボつりと呼ばれていました。



ここでは着艦指導燈と着艦標識などを活用することになります。

着艦指導燈は光力を加減しながら使用したもので艦尾に近いところに配置された上下可動の照門燈(赤)とその後ろに固定の照星燈(青)があります。

これらの平行光線からパイロットは降下角度を加減します。
横一線に見える4~6度が適正な降下角度です。




この2つのキットは別物の艦で、メーカーも違います。

なかなか似ていると思いませんか。


これが実物でも遠方からの目視での艦名確認は容易ではないとおもわれます。(・ω・)/


翔鶴・瑞鶴はなおさらで先の対空識別標識のマーキングも納得できるのではないかと。

※赤城の「ア」 飛龍の「ヒ」 瑞鳳の「づほ」 翔鶴の「シ」 瑞鶴の「ス」