プリンセストヨトミ
6月に観た映画を今頃書きます、109シネマズみなとみらいにて「プリンセストヨトミ 」を観たのでした。
作品はどういうわれてもしかたないが綾瀬はるかのおっぱいは評価が高いらしい。
という噂をどうしても確かめたくて観にいきました。
結果は、綾瀬はるかさんのおっぱいは、映画の中のホンの数シーンおっぱいを上下に揺らしながら
無人の大阪の街を走るシーンのみでした。
なので噂はウソであった。
しかし、ヤフーのユーザーレビューで評価が芳しくないこの映画なのだけど
僕が観た時も普通に女子高生も観に着ていたし、しっかりヒットしたみたいです。
そしてメジャーな映画としての最低限のクオリティもしっかり保っていましたよ。
映画は大阪が独立国家を目指して密かに活動していたというお話しなのだけど
大阪国の国会議事堂へ繋がる長い地下の廊下を父と子が歩くシーンに
メジャー映画ならではの保守的なお説教のシーンもしっかり描いてあって
それはそれでよかったのではと思いました。
ちょっとまえに大阪へ行った時に、私映画界の人と勘違いされてしまい
「日本映画って東宝が回っているだけなんですよね」
と言われてしまった。
でもちゃんとまわしている東宝がフジテレビは偉いよ。
フジテレビ映画だからと言って小馬鹿にする評論家はいつの時代にも必ず存在するのだけど
そいつらは自分がなんで食えているのかわかっているのかなぁ。
彼等が評価するインディーの監督にはプリンセストヨトミは絶対撮れないって事を
解っているのかなぁ?
そしてこの作品は元東京サンシャインボーイズのコマッチャクレタ芝居しかできない役者が
まったく出ていないのが素晴らしいです!
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映画を
デンデラ
横浜ブルグ13にて「デンデラ 」鑑賞。
結構時間ギリギリにネット予約してブルグの入っているテナントビルの行くと
1階エレベーター前の予約チケット発券機が節電の影響で利用不可
しかもエレベーターが同様の理由で2機しか動いていないからなかなか乗れない
いらいらしながら上映時間ギリギリに劇場に入ることになりました。
デンデラは千円均一です、去年キャタピラーがお安い当日料金で話題となったのだけど
それより安いです。
しかもキャタピラーがおそらくとんどでもなく予算を絞った作品だったのに対して
デンデラはフィルムでしっかり撮影されているから千円はかなりのディスカウントだと思う。
おそらく永久に今村昌平の息子と呼ばれる天願大介監督脚本作品です。
物語は単純で、姥捨て山に捨てられた老女が実は生きていて、
独自に集落を作って生活をしているという物語のはずでした。
館内にもたぶん日本昔話的な展開を期待したのか高齢者の方が多くみられました。
この設定なら普通に考えて一度死んだ人間が、もう一度生き直す再生と感動の物語に
まとめたほうが作品的にも興行的にも絶対うまくいきますよね。
しかし監督はイマショウの息子天願大介なのです、
そんな予定調和なことにはなりませんでした。
そのデンデラという集落に浅岡ルリ子が新参者として入るのですが
デンデラの集落の長は自分を捨てた村をデンデラの老女住人50人で襲って破壊してしまおうと
するのです。(これがよくわからない)
物語はその復讐劇が軸になるのかとおもったら、デンデラが突如熊に襲われます。
この熊の登場以降、故郷の村を襲うという話しはどこかに飛んでしまい
ただひたすら熊対デンデラ住人の話へと流れていくのです。
そしてラスト熊対浅岡ルリ子の対決で幕を閉じるという。。。
この映画自体のぶっ壊れっぷりが凄かったです、なんか記憶に残る映画というか。
当然ヤフーのユーザーレビューは酷評なのでした。
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壱組印「さすらいアジア」~人類の創世~
久しぶりにスズナリで観劇。
壱組印のさすらいアジア~人類の創生~ 当日券も前売りと同じ料金なのは良心的です。
芝居は動物園の猿の視点で物語が進んでいくので、ほぼ全員猿です。
猿達は人間になろうといろいと試みたり、動物園の猿山からの脱出を試みたり
するのだけど、最後は人間になることを自ら止めて、現状のままの生活をすること
選択するというお話しだった。
基本コメディなのだけどちょっと切なかった。
とはいっても、舞台は実力のある役者さんたちがおもいってきりはじけた芝居を
することが目的だったかも。
だからライブ感がある楽しい舞台でした。
なかでもひとり最初から最後まで猿の役だった南河内万歳一座の重定礼子さんは
素晴らしい、彼女を発見しただけでなにか得した気分です。
それから土居裕子さんの生歌が聞けるのはとってもお得です、
彼女が歌うだけで圧倒的な存在感がありますね。