大地の歌 Ⅲ | 神鳥古賛のブログ

神鳥古賛のブログ

古典。読めば分かる。

 グスタフ・マーラーの完成を得たる歌唱付き交響曲「大地の歌」の第三楽章の日本語版を作成せんとす。



    第三楽章「青き踏む」



 いさゝ 小池の 真なかに ありて


 立てる あづま屋 青みたる


 さては 妙へなす 白磁なる。



 虎が 背なに 似たる


 まろき橋は 玉造り


 至る あづま屋の もとへ。



 いさゝ 小家にありて


 友は 着飾りぬ


 飲み且つ語らふ


 歌詠む者も無くをや。



 絹 艶やかなる 袖


 垂らせり 絹のかむり


 剽軽て 傾げ


 落ち掛かるも をかし。



 小池は さゝらさゝら 水面は


 ひそにひそに 影を映し出づ


 なべてのもの 妙へに怪し


 池の鏡のうちに。



 なべて 逆しまに 映り込め


 中にも あづま屋 青みたる


 さては 妙へなす 白磁なる。



 弓張月のごと 橋よ


 弓張月も 逆しま


 友は 着飾りぬ


 飲み且つ語らふ。


 

 

 

 

 

 

 

 

https://m.facebook.com/mitsuaki.yamaguchi.92?ref=bookmarks

 

フォローしてね…フォローしてねフォローしてね!アメンバーぼしゅう中ペタしてねペタしてね