子どもは「ナナメの関係」で育つ | 自分流の子育てを見つける方法~OYAKODO-オリジナル子育てstyle~

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正解のない子育てにおいて自分らしく楽しむ子育て「OYAKODO(道×do)オリジナルstyle」を見つけていきましょう!~子どもとの時間、空間、体験で親子の価値を実感~

最近、パパママたちにこんなことを聞いています。



「隣近所の付き合いはありますか?」



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ほとんどの人が隣近所の付き合いは「少ない」...または、「無い」と言います。


「同じアパートに子どものいる家庭が何件かいるのはわかるけど...」



ボクの幼少期は違っていました。


小学校低学年の記憶ですが、学校から帰ると、おじいちゃんおばあちゃんのお友だちが


茶の間に座っていていたり(笑)、時には勝手にお茶飲んでたり(笑)もしていました。


(※アッ 横田家に「玄関の鍵」ってなかったんです。ツッカエ棒!笑)



それでも、学校から帰ったボクは顔見知りではないおじいちゃんのおばあちゃんのお友だちと


お茶を飲みながら、ミカンを食べながら1時間も2時間も話していたことを憶えています。


お茶のおかわりを作って出したり、足がしびれてきたのがわかったら座布団を出したりも


しました。おじいちゃんおばあちゃんのお友だちは、ボクの年齢から学校のことや宿題のことまで、


いろんな質問をして話を聴いてくれました。


おじいちゃんおばあちゃんが山仕事から帰ってくると、ボクと話した内容を報告してくれて、


最後には「いい孫だないっ!」って自分の前で褒めてくれていました。


そんなやりとりが嬉しくて大好きになって、得意気になったりもしてたことを思い出します。



人に対して壁を作らなかったり、人の話を聴くことができるようになった。


おじいちゃんおばあちゃんが相手なので、一生懸命わかるように頭をフル回転させて(笑)


言葉を探して話をしたり、話が食い違っていると思えば、丁寧に違うことを説明したりもした。




そんな体験がとっても貴重だったことを、今の時代にははっきり言えます。



「知らない人に話しかけられても話しちゃだめだよ」


「自分の知らない人だからあいさつまではしなくてもいいわよ」


あれ?こんなことふつうになってきてませんか?



確かに、子どもを取り巻く環境は昔と比べて大きく変わったと思います。


安心して地域で子どもを遊ばせることすらできなくなってきた世の中ですし。


ボクの幼少期では「知らない人に物をもらって食べてはダメだ」くらいは言われてましたが。


けど、どんな人相手にも元気にあいさつはしてましたし、人を疑いませんでした。




親の教えを子どもは守ろうとします。




確かに子どもの安全を考えて教えることもあります。


しかし、そこには親の伝え方や親の教え方がとても重要になることも併せて知っておくことが


大切です。また、親自身が地域に積極的に関わっているか、活動に参画しているか、


もっと身近な例で言えば、隣近所付き合いをしているか、あいさつはできているか....



子どもは常に見ています。親の姿勢や行いを見ているんですね。



親でもない、先生でもない第三者との「ナナメの関係」によって身に付けるチカラ。



ボクは現代だからこそ、必要な関係性だと思っています。


それを意図的につくっていくのは親の役目、必要な行動なんだと思っています。





幼児も学生も大人も高齢者も、みんな同じ地域社会を創る大切な一員です。




みんなで守る子育て、みんなで創る子育て、みんなで笑う子育て。








大切なナナメの関係から生まれるものだと...。






親として、地域を創る一人として、どんなアクションを起こしますか?