2024年3月9日~12日

順序がバラバラだけど、また今度いつ書けるかわからないので、今回のヨーロッパ旅行について、印象に残っている順番に書くことにする。

今回は主人の出張についてきているので、仕事の赴くまま、パリ→ミュンヘン(ドイツ)→ケルンという事で、初めてケルンにやってきた。

ケルンのことは何も知らず。ミュンヘンからケルンに向かう電車の中で、ガイドブックを読んで、だいたいの町の特徴をつかんだ。あとは着いてから考えることに。

 

朝、ミュンヘンのホテルをチェックアウトし、トラムでドイツの中央駅に到着。大体わかって来たけど、(今更遅いかも)駅はドイツ語で、Bahnhofというらしい。Hauptは中央という意味らしい。日本語みたいに、言葉の間にスペースなし。

中央駅は、朝のラッシュという事もあって、混雑していた。

これがケルン行きのヨーロッパ版「新幹線」だけど、ものすごく長い。私たちの車両は後ろの方なので歩いて行かないとならないけど、5分やそこいらは十分かかる。これに乗って3時間ぐらいだったように思う。同じドイツでも結構遠い。

窓から見える風景を楽しむ。これが電車の旅の楽しみ。

教会。

町の中心に必ず立派な教会がある。

 

ドイツの家はメルヘンチックなのが多いなと思う。

農家。

ケルン到着。

この駅もやっぱり人が多い。写真では見えないけど、両側に売店や、パン屋さんなどがびっしり。

駅前。カフェや薬局など、お店が並んでいる。

ホテルは駅から歩いて5分の所。

 

 

 

私が思うだけかもしれないけど、ホテルの内装は重厚な感じがして、ずいぶんドイツっぽい。

 

この街は教会が多いのかして、窓から1日中、いろんなところから教会の「カーン、カーン」という鐘の音が聞こえてくる。うるさいぐらいなんだけれど、慣れると神聖な、落ち着いた気分になるのかもしれない。この街で育った人で、これを1日中聞いて育つ生活、というのはどういうもんだろう、と考えた。

 

朝早くミュンヘンの町を出て、1日かけて到着したので、やはりお腹が空いた。ミュンヘンでは毎日ドイツ系のものを食べていたので、無性にアメリカンフードっぽいものが食べたくなり、「私ピザとか、そういうものでもいいよ」と旦那に言った。早速グーグルで調べると、近くに評判の良いイタリア料理の店があったので、そこに行くことにした。

 

モツァレラとトマトとバジルのカプレーゼサラダ。これは私たち家族にとっては定番メニュー。

カルボナーラとかなり典型的なパスタ。イタリアのと比べても遜色なし。おいしい。イタリアで食べるとパスタが自家製とかで、太くてヘビーなんだけど、我が家は日本でも家でも食べる、普通のスパゲッティが好き。

 

生ハムとマッシュルームのピザ。こういうの食べたかったんだよね。旦那と二人で分けた。

お店の雰囲気。混んでもなく、ガラガラというわけでもなく、このぐらいの混雑度がこの町の雰囲気なんだろうと思う。予約もいらないし、行ったらすぐ入れるからいい。

 

 食べ終わって、また少し元気になったし、まだ外も明るかったので、少し駅の反対側まで歩いてみることに。

 ヨーロッパに関しては無智の私。ましてや、ケルンなんてどこにあるの?っていうぐらい何も知らなかった。ちなみに、ケルンは英語ではCologne。コローンと発音する。(香りのコロンはここが発祥の地。初めてコロンが発売された香水店があるらしいのだけど、香水類はつけないし、高価すぎて縁がなさそうと思ったし、滞在期間が短かったので行かなかった。)ドイツ語ではKolnと書くのだけど、なんと、どういう風に発音するのか知らない。今度主人の仕事関係のドイツ人に聞いてみよう。日本人とアメリカ人の会話で、アメリカ人が「Cologne, Germany」というと、日本人は、「え?どこ?」となってしまう。それはドイツ語と、英語の言葉の源流が違うからなんだけど、それは別の話。

 

 ケルンに関しては、全然知らなかったんだけど、ほかにも実はとても有名なものがある。

 

これ。駅の反対側を出ると、目の前にこの大聖堂がそびえたっていて、びっくりしたー!ガイドブックにこれがある、とは書いてあったけれど、こんなにでっかいとは思わなかった。

これ、ケルン大聖堂。現地の人は、Domと呼んでいる。あまりにも大きくて、1枚の写真には収まりきれない。なので、二枚に分けて撮った。

左側。

右側。

調べてみると、正式名称は、聖ペトロとマリア大聖堂。通称、ケルン大聖堂。Dom.ドイツカソリック教とドイツのゴシック様式を代表する建築物で、一番高い所が157メートル。ヨーロッパでは2番目に高く、世界では3番目に高い教会だそうだ。建築が始まったのは、1248年。それから300年かけて建築が継続されたが、いったん中断して、1814年に再開。結局完成したのは、1880年だったという事だ。だから着工したのは780年前で、完成したのが144年前ってことだ。これだけ大きいし、近寄るとディテールが細かいので(ちょっとスペイン、バルセロナのサグラダファミリアを思い出した。)、そのぐらいかかったのも無理ないかもしれない。1996年に、UNESCOの世界遺産として登録。それも納得。

へえ、知らなかった。私だけ?

 

その日は土曜日だった。どれだけ見ても見足りない気がしたが、今日はとりあえずホテルに戻って、また明日日曜日に主人とこの大聖堂と、隣接した美術館に行くことにした。

とにかく、こんなものが、こんなところにあるなんて、びっくりした日だった。