毎年感謝祭の日は何らかの形で、サンクスギビングの食事をしようとしている。子供たちが小さいときは、ついでに旅行をして、旅行先で食べたこともあった。いくつかブログにも記録している。

ずっと前にターキーを焼いたこともあったが、家族全員が少食なので、だいぶん残ってしまって、結局大半を捨てなければならなかった。それ以来、感謝祭の食事は買うか、外で食べることにしている。今年もレストランで食べることにした。地元はレストランが多いので、感謝祭はたくさんのレストランが感謝祭用の食事を提供していた。長女が東京で働いているので、当分の間、感謝祭は3人で祝うことになりそうだ。寂しいけれど、自分の夢を追求するために家を出て行って、それを達成したのだから、喜んであげたいと思う。さみしいという気分に浸らないで、あまり深く考えないようにして、今年の感謝祭は、娘一人と今年も一緒に食事ができたことを感謝したいと思っている。

 

娘が一人いないことだし、贅沢は禁物なので、なるべく簡単に、安めのところにした。なんとイタリア料理屋さん。

 

 

イタリア料理では定番。暖かいパンを、オリーブオイルとビネガレットに付ける。

感謝祭なので、スクウァッシュのスープ。

サラダ。フェタチーズ入り

 

娘は、ターキーはぱさぱさしているし、味がないと言って、好きじゃないので、ハムにした。

私と主人は典型的な(と言っても今はいろんな様式があるみたいだけど)サンクスギビングの食事にした。

ターキー、パンでできたスタッフィング、クランベリーソース、マッシュドポテト。あとは好きなもの、自由に。ここにはスイートポテトが乗っている。

これに好きなだけグレービーをかける。

これを食べ終わった時点でかなりお腹がいっぱいだったけれど、デザートが楽しみなのだ。

娘はパンプキンパイが好き。今回レストラン探しをするときも、娘からあった条件が、パンプキンパイがデザートに出るところ。ジェラートがおいしかった、やっぱり。

「感謝祭の時のデザートは、パンプキンパイが好きか、スイートポテトパイが好きか」、という会話が交わされる。うちはパンプキンパイだけど、スイートポテトパイの方が好き、という人ももちろんたくさんいる。この食事は、お皿にスイートポテトがおかずの一つとしてのっていた。

ここはイタリア料理なので、特にパンプキンパイが好きじゃない主人はアフォガート。バニラアイスに熱いコーヒーをかけるデザートだ。これも、ジェラートもコーヒーもイタリアンで濃いので、おいしかった。

 

私としてはとてもおいしかったのだけど、食べ終わった後に、二人がやっぱりサンクスギビングの食事は味が薄いとか、好きじゃない食材が多いとか、所詮こんなもんだよね、とか言って、毎年のことだけど、その割には高いとか言い出したので、「じゃあ、来年は私が小さなターキー焼こうか」と思わず言ってしまった。そうしたら、二人ともうなずいたので、まずいことを言ってしまったと後悔したが、後の祭り。来年は焼くことになるかも。ガーン1日がかりで作って、20分ぐらいで終わってしまう。すごく残るし、労力のわりにはあまり見返りがないのだが、毎年高いお金を払う割には、という話題が出るので、そろそろ変化の時期か。

 

娘は感謝祭の休日で何日か家にもどってきていた。休みの間娘が行きたがるのは、スリフトショップと日本食のスーパー。スリフトショップとは、日本で言えば古着屋さんが一番近いのかな。赤十字などがスリフトショップだ。アメリカのスリフトショップと言えば、着なくなった服や、物を寄付して、それを破格に安い値段で売っているところだ。人によっては、ガラクタだけど、娘たちはスリフトショップで売っているものが大好きで、確かによく見ると値打ち物や、掘り出し物がある。若い人たちの間では、古着が流行っているようで、行くと娘たちのような若い人がたくさんいて、ショッピングカートいっぱいに服や物を買っている。

サンノゼにはスリフトショップがとても多い。裕福な人が多く住んでいるので(うちはそうじゃないけど)スリフトショップに売っているものの中には質の高いものも結構ある。しかしこのブログは食べ物に集中しようと思う。スリフトショップに関しては、また別の記事に書きたいと思う。

 

娘が帰って来ているときは、外食したら、1日2日は家で食べる、というのを繰り返すのが近頃の傾向だ。

普段は大学のキャンパーに住んでいて、毎日自炊している娘に何が食べたいか聞いたところ、手作りのものと、飲茶、という。あとは、サンタクルーズにはボバ屋さん(タピオカティー)が一軒しかない、ということで、必ずボバをのみたい、という。

その日はオークランドのアジアンスーパーに行くことになっていたので、(野菜、果物、肉が安くて新鮮なので、たまに行く)オークランドのそばの飲茶を主人が調べてそこに3人で行った。なかなか良かった。アジア人の客がほとんどだった。アジア人に人気のあるアジアレストランの味は確かだ。

 

 

ちまき

小籠包

これはなんて言う名まえなのか知らないけど、我が家では定番で、エビの飲茶、と呼んでいる。

豚肉のシュウマイ

焼き餃子。アメリカの中華料理で出てくる餃子は皮が分厚い。日本の薄皮より、こっちの方が好き、という人もいる。確かに食べごたえはあり。

マンゴプリン。これはあるお店とないお店がある。このレストランにはあったので、さっそく3人分注文した。

食べ切れなかった物は、箱をもらって、そこに詰めて家にもって帰った。

今でも、冷蔵庫に入っていて、誰でも小腹が空いたときに、温めて食べている。

 

休みが終わって、娘を大学に送って行った。

キャンパスで堂々と道を渡っていたのがこれ。

野生の七面鳥の群れ。人間に慣れていて、誰も傷つけないことを知っているので平気で闊歩している。「感謝祭にとって食べられ無かったんだね。」なんて、面白くない冗談を言いながら、スピードを落として写真を撮った。

アップ。近寄っても逃げない。攻撃もしてこない。

 

次娘が戻ってくるのは、冬休み。クリスマスの時期だ。