今日、主人の出張にくっついて、ドイツのミュンヘンまでやってきた。ミュンヘンの滞在は3日間の予定だ。
夜のルフトハンザに乗って、飛行時間およそ10時間。当たり前だけど、乗客はほとんどが白人で、多くの人がドイツ語を話していて、もうドイツにいる気分。機内に書いてある表示もドイツ語と英語。私、ドイツ語は全く知らない。
機内のオンボード映画はイマイチだったな。映画は、どれがお勧めとか、ジャンルが分かりづらくて、あと、ハリーウッド映画が少なくて、マイナーなヨーロッパの映画が多かった。それはそれで、掘り出し物がありそうで構わないのだけど、もうちょっとどれがお勧めとか、ガイダンスが欲しかった。淡々と、アルファベット順にリスト化され、小さな文字で内容が簡単に書いてあるだけで、好きな内容を自分で探しに行かないとならない。こんなところにもお国柄が出るんだなあ。
あと技術的な問題で、なぜか音がとぎれとぎれになっちゃって、1本しか最後までちゃんと見れなかった。普段はアメリカの飛行機会社に乗るけど、そういうことは滅多にないので、それもお国柄かな。アメリカ人にとって、飛行機に乗っている間、無料で好きな映画を好きなだけ見れる、というのは、その飛行機会社の売りの一つだ。それがちゃんと作動しないと、文句を言うだろうし、その飛行機会社は競争に負けるだろう。
そのちゃんと見れた映画は、前々から見たいと思っていたけれど、アメリカではどこでも見られなかった、The Fatherという映画だった。主人公のAnthony Hopkinsはオスカーで主演男優賞まで獲得したのに、アメリカでは映画を見ることができなかった。それが、他の映画と混ざって、さらっとリストに載っていたので、もしかしてこれはあの映画?と思って、見てみたらそうだった。これ、ストーリーが見ているこっちまで狐につままれるような話で、Anthony Hopkinsは主演男優賞を獲得するほどのパフォーマンスだった。娘役で、準主役を演じているのが、The CrownのOlivia Colmanで、彼女も何やらせてもうまいもんなあ。最高のコンビだ。それなのにアメリカでは見せないなんて、アメリカ人って映画に求めてるものが違うんだな。この映画は今でも有料だし、わざわざ探しに行かないと見れない。
とにかく、その映画だけは最初から最後までちゃんと聞こえたし、見ることができたからよかった。でも10時間のフライトで、映画1本しか見れなかったなんて初めて。
あと、ルフトハンザでよかったのは、エコバッグをくれること。
世界の名所。
夕方6時ごろにミュンヘン空港に到着。
飛行場の中はどこも同じように思うけれど、よく見てみると知らないブランドばかり。中には名前が読めないお店も。
一軒一軒よく見てみると、どれも高級そう。商品はどれもデザインが良くて、凝ってて、ちょっと日本と似ているかも。
ムーミングッズもあった。
ムーミンってアメリカではほとんど聞かない。子供たちも知らないと思う。
ここにもおいしそうなクロワッサンや、デニッシュを売っているカフェがたくさんある。
急いで歩いていたので、素通りしただけだったが、プレッツェルを飾っているお店をいくつか見かけた。あの、ニューヨークの道端で売ってるやつだ。ドイツ全体で有名なのか、ミュンヘンの名物なのかわからないけど。明日以降ちゃんと写真を撮って掲載したい。
飛行場を出ると、広場になっていた。真ん中には、クリスマスイベントだろうか。用意をしていて、封鎖になっていた。ガイドブックを見ると、ミュンヘンって(ドイツ全体かもしれないけど)広場がたくさんある。
電車でホテルに近い駅まで行って、そこからホテルまで歩いた。こういう移動が多くなる予定なので、10日分の荷物を小さなトランクに詰めて、あとは肩にかけるショルダーバッグのみ。それを引きずって歩く。それでも十分重いので、先行き不安だ。ヨーロッパ旅行は移動が多いので、荷物をいかにコンパクトにまとめるか、がポイントとなる。同時に、持ち物が限られるので、お土産とかも自由に買えないのでその点は不便。アメリカ旅行はほとんど車で移動するので、荷物は大きくても自分の車に積んでしまえばいい。持つ、ということはほとんどない。そういう点では大きな荷物を持ちながら旅行することが可能だし、気兼ねなく重いものでも、大きいものでも持って行ったり、買ったりできる。ただ飛行機に乗る場合は、大きなトランクは一人2個という制限はあるけれど。それさえクリアすれば、楽だし、便利だ。
電車の中はこんな風。皆黒が多い。地元ベイエリアと同じだ。世界中で同じ格好をしているのかな。
気温はちょうど日本の今頃と同じ。10度ぐらい。数日後はもっと寒くなると聞いている。
電車に30分ぐらいのって、オスト駅で降りて、駅から7分ぐらい歩いたところにホテルがあった。ホテルに到着したのが7時半ぐらいで、何も食べていなかったので、お店が閉まる前に駅に戻って何か買ってこようということになり、夜の街に繰り出した。
まず駅前のスーパーに入って、中をチェック。
あまり大きなスーパーじゃなかったので、時間をかけて中を一周してもそんなに時間はかからなかった。どんなものがあるか。ミュンヘンの人は何を食べているのか。
アメリカでもそうだけど、クリスマスの食べ物が陳列されていた。
ぐるっと一周して気が付いたのは、パンにのせて食べるもの、チーズとか、いろんな種類のハムが多い、ということ。
これはハムとチーズ。長い棚の端から端まで。
ハム類。端から端まで並べられてあって、全部写真に納まりきれなかった。アメリカも種類あるけど、こんなにたくさんない。それから、聞いたことがないハムも売っていた。
ヨーグルトもたくさん。アメリカには売っていないブランドのものばかり。おいしそうだったので、一つ買った。.55ユーロ。55セント。インフレのアメリカでは、こういうものが高くなっているので、比べるとずいぶん安い。
スーパーでとりあえず今晩飲む水などを買った。今ユーロが弱いせいで、ずいぶんと安く感じた。
これが駅の入り口。お店がたくさんあって楽しそうなところ。
駅の構内をうろうろしながら、今夜ホテルでほしいものがないか見て回った。しばらくしてもうホテルに戻ろうか、となった。
私はそんなにお腹は空いていなかったんだけれど、旦那は空いているそうだ。ホテルまでに行く途中で、ケバブ屋さんがある。旦那は食べたい、といったので、付き合うことに。
ラップを頼んだら、肉を電動のこぎりみたいなので、薄く削って、これらの具と山盛りに入れて包んでくれた。
部屋に持って帰ってホテルでかぶりついた。ボリュームたっぷりで食べられるわけない。半分食べたところでギブアップ。
今日は、ホテルに着いた時から暗くなっていたので、大したことはできなかったけれど、明日は町まで行ってみるつもりだ。