春めく今の時期の雰囲気に合ってる「ハイキュー」No.1の爽やかさを誇る烏野高校3年の菅原孝支くん。影山飛雄が入部するまでは正セッターでしたが、影山の才能と実力を見て、この部を全国に連れて行くのは自分ではなく影山なのだと控えに回ることを決心します。烏野バレー部が一番勢いを失っていた時期に入学し、同学年の澤村・東峰とともに部を守ってきたからこそ、試合の一つ一つを大事にしたいという気持ちから…1年にポジションを奪われた3年という自分の立ち位置に葛藤もしたけれど、菅原くんの心が折れることはありませんでした。自分でもできることを日々探し、言葉が足りない影山と日向をフォローしつつ、緊迫した試合中においてはみんなの精神的支柱ともいえる存在となります。この優しげなルックスでありながら相手チームに立ち向かっていく勇猛果敢さも素敵です。

後日談として、大学卒業後は小学校教師になっているとのこと…授業参観とか見てみたい!

このキャラクターを演じておられる入野自由さんの、少し鼻にかかった優しい声がもうほんとに素晴らしい…入野さんを「千と千尋の神隠し」の「ハク」役で初めて知りましたが、こんなに心がときめいてしまう声ってあるんだなーと当時ドキドキしていましたw(アイシールド21の小早川瀬那役もよかった!)

 

ちょっと関係ない話、菅原くんのフィギュア、プレミアすごい…リアタイ逃したこれも運命と書いてさだめとはわかっているけど。ねんどろいどは多分5月に発売される「角名倫太郎」くんとこの菅原くんが揃ったら収集に一息つけそうな塩梅です。

 

それにしてもこの「ハイキュー熱」、冷めやらずといった感じ…それまではむしろフィギュアにはほとんど興味もなく、店頭で見かけてもスルーだったし収集している人のドヤァにもアーソウデスカくらいにしか思っていなかったのですよ。それが今、フィギュアを取り扱っている店に行けば平気で1時間はそこで過ごせるというwハイキューに限らず他ジャンルのものを眺めるのも楽しくなってしまいました。大きいお兄さん向けの可愛い女の子のキャラとか、その出来の良さに感動してみたりw何にしろ新しい世界を知るということはとても楽しいし、有意義であるとわたくしは思っています。そして今、わたくしとこの10年弱苦楽を共にしてきたtokoriのアバターをねんどろいどカスタムで作ってみたい!という小さな野望が…

実際問題もうじき仕事に復帰するし、悠長にしていられる時間などほとんどなくなるんですがね。これは年単位のプロジェクトになりそうですな。

 

 

Allure-「The Story」(1997)

 

いつかの拙ブログで書いた「CD爆買い事件」の時に、何の前知識もなく選んだアルバムの1枚。よくよく調べたらこのガールズグループはマライアキャリーがソニー内に設立したレーベルからデビューしていて、ヒット曲も出していた模様。マライアがプロデュースに関わった楽曲はもちろん、当時人気だったラッパーやプロデューサーたちも参加しているかなり気合の入った作品のようです。その中で特に洗練されていると思う曲が「The  Story」。雨粒のような水の音と流麗なピアノが美しいバラードです。

 

   The Story

He was a memory I can't erase
Like a dream come true from out of the night
When I first saw you our eyes met face to face
I knew right then and there that it would be right

彼のことを記憶から消すことができないの

夜が明けたら夢がかないそうで

あなたと初めて向かい合った時

そうなるんじゃないかってそこでわかった

 

Just when I thought I was over love

Baby you stepped right into my life
Will we be lovers or just the best of friends
Or will the story just come to an end

恋がもう終わったと思ったその時に

あなたがわたしの前に現れた

これからわたしたちは恋人同士になるのかそれとも

ただの仲のよい友達になるのか

それともわたしたちの物語は終わりを迎えるのかしら

 

Was I just a victim of circumstance
Or just a fool who fell too quickly in love
But when I saw you, there was someone else
And I knew that I could not
Could not be - Not be second best
No, no,no,no, no

わたしはただこの状況に惑っているだけなのか

ひとめぼれなんかしたわたしが馬鹿みたいなのかな

あなたを知った時、あなたにはほかの誰かがいたわ

そして思ったの、わたしにはなれない──誰かの2番目には

それだけは嫌なの

 

(Chapter 1)
Momma told me when a boy meets girl
(Chapter 2)
That you see rainbows, stars shining in your world
(Chapter 3)
But when it's over the writing's on the wall
Don't you keep cryin' no, no
Just keep on
Just keep moving on

(第1章)ママが男の子と女の子の出会いについて教えてくれた

(第2章)その時は目の前に虹がかかったようになって、頭の中は星がキラキラ

(第3章)だけどそれが消えた時、壁に書かれたメッセージを見て

 「いつまでも泣いていないで、歩み続けて。立ち止まってはいけないわ」

 

Just when I thought I was over love

Baby you stepped right into my life
Will we be lovers or just the best of friends
Or will the story just come to an end

恋がもう終わったと思ったその時に

あなたがわたしの前に現れた

これからわたしたちは恋人同士になるのかそれとも

ただの仲のよい友達になるのか

それともわたしたちの物語は終わりを迎えるのかしら

 

自分を戒めつつも、この歌の主人公は結局は彼女がいるその男性を獲りに行くのかな?という予感がひしひしとします…この後どうなるのか知りたくなってしまいました笑 

このグループが所属していた「Crave」というレーベルはこれからという時に、マライアと親会社のソニーの当時の社長だったトミー・モトーラの離婚によってわずか1年で閉鎖となってしまいました。彼女たちはそれから色々なレーベルを渡り歩き、アルバムを3枚発売しましたが、デビュー時のような華々しさとは縁遠くなってしまったようです。マライアはこの人たち連れて出ていけなかったものかね?まあ契約の問題とかあって無理だったのか、束縛の激しかった元夫との縁を断ち切るために置いていったのかはわかりませんが。

たった500円で買ったアルバムですが、その値段が申し訳なくなるほどクオリティが高いデビュー作であることは間違いありません。