悪役が魅力的な作品は?

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んーマイケルコルレオーネよりは顧問弁護士のトムヘイゲンが好き@ゴッドファーザー…でもそれよりおっかないのは、カイザー・ソゼ=ヴァーバル・キント@ユージュアルサスぺクツかな。頭がいいのと口が回るのには勝てない
 
ここしばらくはアニメばかり見ていた。勧められていた作品を遅ればせながらやっと視聴したり。その中でも特に心に残ったのが
​​​​
「ミギとダリ」でした!
 
お互いを「ミギ(右)」「ダリ(左)」と呼び合う双子が主役で、このふたりが共通して名乗る名前は「秘鳥(ひとり)」。
初めは絵柄の好みの問題でどんなもんかな~くらい軽い気持ちで見始めましたが、いやこれほんとすごかった!
今の深夜アニメの主流である異世界ものが溢れる中では異端も異端、いやむしろケンカ売ってる?くらいの挑戦的な作品です。それゆえにある意味観る人を選ぶかもしれません。確かに途中うわぁ…となるシーン多くて、声優さんの偉大さを実感させられたりもします。
そう、声優さん!キャストの皆様の演技はもとより何といってもダリ役の村瀬歩さんがすごかった。この方の技量なしでは成り立たない部分もあって、もうこの方には散々「ハイキュー」で泣かされてるというのに、今回も大泣きさせられましたよ…
 
この作品を観て思い出したのが、森脇真末味先生の「Blue Moon」という80年代のマンガでした。
こちらも寄る辺なき双子が主人公。兄の英一と弟の英二の二人だけで完結している世界を取り巻く個性的な登場人物たち…
まったくの偶然だと思うのですが、「ミギとダリ」にも字は違うけれど「瑛二」という同名のキャラクターが出てきます。才色兼備のこのキャラクターの性格からして、「二ではなく一」だと思ったのですが、エンディングを観て納得。ダリが「一」だったのだなあと…
 
そしてこのアニメの最終回の本当にラスト。
この作品のキーパーソンとなったキャラクターがメッセージを残します。
「À la mémoire de Sano Nami 」
アニメ放送直前にお亡くなりになった原作者の佐野菜見先生を偲ぶと記されています。これは作品に関わったすべての人からの、この上ない惜別のシーンなのですね。
 
晴れ渡った青い空。成長してこれからの人生を歩み始めるミギとダリ。まったく文句のない物語の鮮やかな終わり。
 
ありがとうございます。
ほんとうに素晴らしい作品でした。
次はどんなマンガを描いてくれるのかと思いを馳せることもかなわなくなってしまいましたが…
 

 

Scritti Politti-Overnite(1988)

80年代人気だったシンセポップバンドスクリッティポリッティのセカンドアルバム「Provision」から。今名盤として語られているのはやはりファーストアルバムである「Cupid&Psyche85」だけれど、この曲がいちばん好きです。

凛としたシンセサウンドと甘くて少し華奢な印象のある声が絶妙にマッチしていて、聴いていると癒しとはまた別な、心が限りなくフラットな状態になるような…自分の周りのちょっとした人間関係の変化(異動や物事の区切りで物理的な距離が空くなどして)が多いこの時期に、特に聴きたくなる一曲です。

 

 

「本日限定ブログスタンプ」とか言ってるけど、書くの遅くて日付またいでしまいましたタハハ

ちょっとどうしても「マッシュル」の最終回BSで見届けたかったんだぼく…