もう2月なんですよねー

今年は初手から世の中色々ありすぎて、さすがのわたくしも情緒乱れっぱなしでしたわ。その中での救いといえば、突如週刊少年ジャンプに掲載された名作「アイシールド21」の続編読み切り。

主人公の小早川瀬那

 

アメフトなんかちーとも知らんかったわたくし。しかも「ジャンプではスポーツ漫画はなかなか売れない」とも言われておりましたが(だからスラムダンクはすごいんだよね)、アメフトという競技の面白さをみっちり教えられ、そして各キャラクターの濃さ、ワンパンマンでおなじみの村田雄介先生の画力の高さ、原作の稲垣理一郎先生の粋が過ぎるストーリー展開。どハマりでしたわ。

あと単行本のカラー表紙が毎回美麗且つ臨場感あふれる絵で、いまだに全巻大事にとってありますよ~

そしてその続編読み切り。絵柄の変わらなさに「アレ先週どんな話だったっけ」と錯覚してしまうような地続き感。村田先生は明らかに当時のご自分の絵柄に寄せてきておられました。その技術たるやもう…このまま連載してほしい!

そしてこの話の流れでテイラーちゃんスーパーボウル間に合ってよかったね!

いやそれはどうでもいいんですわ。この次の週には映画公開に合わせた「ハイキュー!!」の新作描き下ろしがあったのです。内容は、これから公開される劇場版にまつわる話でした。もう、ほんとうにいい話だった。

 

ムビチケ買いに行きましたよ…ウフフ

 

エッバレーボール漫画なのになんでナイフ持ってんの?と思われるでしょうが、この2人は作品の序盤で練習試合をしています。時間が来るまで何度も何度も試合して、帰り際に「今度はもう一回がない試合をしよう」と約束します。宮城と東京の高校が相まみえることができるステージ、それは春高バレーと呼ばれるバレーボールにとっての甲子園。当然負けたらそこで終わり。ナイフはその覚悟の現れなのでしょう(多分)。その再会の為に地方大会から勝ち上がり、いよいよその運命の試合が始まる、という映画です。バレーボールは長身の選手が当然有利だし常識。だけどこの2人は揃って170センチないんですよね。だからこそそれぞれの特性勝負がとても面白いのですよ。

原作作品はもう完結してるゆえ、この勝負の結果はもうわかっています。

それでも映画を観に行くのは、原作のセリフを声優さんたちが耳に届けてくれるから。特に今回は中村悠一さん梶裕貴さんがあのセリフを声にするのが楽しみです。

そして何より「ハイキュー」に関わるスタッフの高い技術力と原作に対する愛情をひしひしと感じるから。

 

原作は0から1を生み出す作業。

その困難で命がけの1を原作者以外の人間が気楽に2に進めてはいけない。

 

昨今大議論が巻き起こっているマンガとその映像化にまつわる悲しい出来事について、わたくしが思うのはシンプルにそれだけの事柄です。

 

 

ダフトパンクのトーマ・バンガルテルのソロユニットによる超名曲。元ネタでフレーズをループされているのはチャカ・カーンの1981年の曲である「Fate」。

(この年代の曲はどれもあちこちでサンプリングされていますね)

曲はもちろん素晴らしくいいんだけど、何よりいいのはこのPV。

家族がいるリビングのテレビから流れるヒットチャート番組を見ながら飛行機の模型を作る男の子。ヒット曲って、昔はこんな風に人々に定着するものだったんだなーと。そして、ついほっとしてしまうエンディング。

 

数多くPVを見てきて、この曲は自分の中で1、2を争う好きな作品です。