暑い暑いとうんざりしていた時期があっという間に通り過ぎ、その速度に軽く眩暈しながらもう9月。
大きな水害をもたらした自然の猛威の名残が、今日わたしの住む街を一日中濡らしていた。自室のベランダに通じる大きな窓から空模様を眺める。わたしの表情が曇ったのはきっと・・空の色を反射したせいなのだろう。片手にはマグカップ。その中でコーヒーがひんやりした指先を安心させるかのようにあたたかな湯気を立てている。
これから季節はひたすら最終章に向かっていくのだ。
そしてわたしは今更ながら、あの夏の日の陽炎を懐かしく思う。
戻りたいとは思わない。そこはそのまま懐かしがる場所として記憶に留めておく方がふさわしいのかもしれなかった。記憶が、いつか幻影に変わるまで・・・。

はふ~~
たまに小粋な文章を書こうと張り切ってみたのですが、これが限界Oo。。( ̄¬ ̄*)
ポエムを読むだけでジワジワ来てしまうアタイなので、ここで止めときやしょう~


そもそも何故こんな文を書くに至ったか。
それはこのアルバムと出会ったせいかもしれません。

Vanilla-「Sweet Talk」(2014)

これはエレクトロニカになるのかなあ??
全編に郷愁すら感じさせる70年代ソウルの甘く優しいメロディーが流れ、なのに残響の処理がどことなくその優しさに溺れきるのをとどめるような・・・
前作の「Soft Focus」より更にメロディーが重視されているのではないでしょうか。気がつくとリピートしてしまってますw

このアルバムを天気の悪い日曜日にのんびり聴くとなんかほっとします。立ち止まって、頭の中で断片的に保存されたままの思い出を補完するにはいい音楽なのかもしれません。

↑その中でもあたしが一番好きなトラック。
アイズレーブラザーズ??と思ってしまう哀愁のギターソロ。誰もいない秋の海がよく似合いそうです。そして心から愛する人を再び愛し続けることを誓ってしまうのですな~

以上、乙女チックtokoriがお送りいたしました(  ̄っ ̄)