椅子に座ってたら、なんか椅子が振動しているようなんですよ。
―変だな。トラックが表を通ったわけでもなさそうだし。
と思って、照明器具から垂れ下がっている、スイッチの金具をみてみたら、微かに揺れている。
―あれ、地震かな。でも初期微動にしては長いから、遠くで起きた地震なのかな。テレビ、つけてみよ、
って、テレビをつけてみたら、「震度７」とテロップが出ていて、「日本海沿岸で、津波が心配されるから、海には近づかないように」とアナウンサーが、きつい口調で繰り返しています。NHKですね。
他の局でもやっているかな、と思ってチャンネルを変えたら、日テレ、テレ朝、TBS、CX（フジテレビ）と揃って地震報道。なにかと独自路線のテレビ東京は普通の番組をやっているのですが、津波予想の地図などを画面に出している。東京MXとｔｖｋ（神奈川のＵ局）も通常の番組だけど、字幕で報じている。
どの局も、津波の到達時刻予想の表を出していて、津波が来ているから、ともかく逃げろ、と強調。津波の予想高さの３ｍは人間二人分の高さだ、５ｍは３階建ての家が呑み込まれるぐらい、などといろんな言い方で、被災地域の住民の通常性バイアスを壊そうと懸命に呼びかけている。
テレビを見ている人の圧倒的多数は、別の地方に住んで、テレビを見ている人でしょうが、沿岸住んで津波に巻き込まれる可能性のある人に絞った訴えが続きます。
テレビ報道の初期は、危険な状況にある当該の人々に向けて呼びかけるようにすると決まっているんですかね。
ただ、地震の起きた地域ではないわたしなどは、「テレビ局も、用意していた正月番組が、全部とんじゃって大損害だろうなあ」と、他人事の感想。
これからどんな被害があるのかだんだん明らかになるわけで、心配なことです。
正月に里帰りしていて被災したなんて悲話がありませんように。
追記
正月特番「格付けチェック！」も放送せず「こんなこと初めてだ…」テレビ各局ＣＭもなし、ぶっ通しで津波速報 : スポーツ報知 (hochi.news)