岩下俊三のブログ
文科省は日本民族を消したいのかっ! リンクA
>今回安倍政権が打ち出した「英語教育改革実施計画」のことで、2020年、小学校5年から英語を正式教科にし、中学・高校の英語の授業はオール・イングリッシュ方式、つまり日本語を禁止し英語だけで授業を行うことを謳っているのである。
「ほんまかいな? 」 とカタコトの某国語でつぶやいて、検索してみました。
グローバル化に対応した英語教育改革実施計画 (PDF) リンク1
なんか派手だけど読みにくいなあ。
記者会見で紙の資料として配られているぶんにはいいんでしょうね。
文科省のページ。
今後の英語教育の改善・充実方策について 報告~グローバル化に対応した英語教育改革の五つの提言~ リンク2
長いから適当に拾い読み。
>国際共通語である英語力の向上は日本の将来にとって不可欠であり、アジアの中でトップクラスの英語力を目指すべきである。
香港やシンガポールと張り合う必要ないと思うけど。
>英語教育の充実に当たり、「ことば」への関心を高める工夫によって更に外国語の効果的運用に必要な能力を伸ばすという視点が重要である。
大事な論点を言っているのかもしれないけど、「外国語の効果的運用」なんて、世の中で言いそうもない奇妙な日本語を平談俗語に変換できる能力を、有識者が身につけた方がいいような気もするぞ。
>中・高等学校では、英語教育の目標としてコミュニケーション能力を身に付けることを設定しながら、「英語を用いて何ができるようになったか」よりも、「文法や語彙等の知識がどれだけ身に付いたか」という観点で授業が行われているとの指摘がある。この場合、コミュニケーション能力の育成を意識した取組も不十分であるとの指摘もある(再掲)。
受験がある以上、どうしても文法や読解のウェイトは高くなると思う。
思い出したのは「壊れる前に」の記事。
五歳から外国語 2011.10.02 リンクB
イギリスの大臣の言葉だそうです。
>「外国語とその文化を学ぶことは、子どもたちの共感や思いやりのための想像力、そして文化的な視野を広げるために私たちができる最もよいことの一つだ」「数学が分からないことを歪んだ誇りとする人がいるように、私たちイギリス人は外国語を話せないことに歪んだ誇りを持つに至っている。英語をもっと大声で話せばいいとでも考えているようなものだ」とも。