不快に関する深くない考察 | みんななかよく

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ブログネタ:裸祭りのポスターが掲載拒否!? 参加中

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あれ?蘇民祭のポスターって最近にどっかで見たよ、と思ったのだけど、JR駅構内ではないか別バージョンだったのかもしれません。

 「女性のヌードを広告に使いすぎる」とか「車内でエロ記事かざして読むかよ、おやじ」とかいうクレームの逆バージョンかと思ったら、女性で不快に感じる人が多いとか、胸毛でヒゲもじゃな男性のアップがあるのだとか知りました。
 「男性の性の商品化だ」という批判が男性からあるわけではない。って当たり前か。お祭りの趣意が違うしね。
 「ぼて、ぶよ体型のおっさんが僻んだ」という広義のセクハラ発言で説明されるような経緯でもなさそう。

 アメブロにはこのテーマで書いているブログの一覧ページがあるので、最初のページから10ばかり覗いてみました。
 なんで問題にするのだ? という声が多い。「わたしはいやだな」という感想もあるけど、個人の好みを言うと、というスタンス。ポスターのデザインセンスの問題では?という意見もあるし、「文句をいうのはおかしい、と思って実物をみたら、けっこうインパクト」という転がし方もあった。「不快なものから目をそむけすぎるんじゃない?」とのご意見を言うかたもいたね。

 これが女性の裸だったら、という比較による、男・女のヌードに関する社会意識と性意識の非対象性を論じたものは見当たらなかった。
 もともと、そういう話ではないのか。

 ただ、こういうクレームも、昔なら主張できなかったかもしれません。「伝統行事になに文句つけているの」だけで終わりになって。女性が不快感を口にできるようになった、というだけではなく、「快適さ」についてクレームの範囲が広がったのでしょう。

 車内のヌード広告だって、30年も前なら、ばばあのひがみ、とか罵られたわけで、「セクハラ」という観念が広まったことで変わってきた。

 このクレームも、胸毛の周辺に絞って考えたっていろいろ社会学的考察ができます。

 若い女性の前でいきなりコートの前をはだけて、胸毛だけみせたら、ワイセツ物陳列になるのか。
 体毛の濃い男性は、海岸で周囲に不快感を与えているのか。
 これが掲載拒否ではなく、ポスター盗難だったら、誰が犯人と推定されたか。

 ねっ!社会学でしょ。・・・ネタに転がしただけか。

 しかし、ananに男のヌード特集がたまにあるとはいえ、男の裸って商品にならないもんなんですね。
 もっともイギリスで大相撲中継が結構人気で、女性が、肌がきれいね、って鑑賞しているって記事をよんだことがあるけど。モンゴル人や日本人などはお肌がきれいな人種なのかしらん。

 
 とにかく、覗いた範囲のブログでは、視覚的に異性の体に興味や性的興奮を覚えるのは男性のほうが圧倒的に多いとされていますが、それが文化的なものなのか。生物学的にプログラムされているのも変だけど、くっきり男女差がありそう。というようなジェンダー論のお話は、全くスルーされていました。