全日まであと4日 | 関西大学体育会拳法部のブログ

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関西大学体育会拳法部のブログです!普段の練習や部員達の日々を更新していきます!

失礼します。
 
関西大学体育会拳法部4回生の坂本一藏です。最近関西大学図書館のヌシになりつつある私が、本日のブログを担当させて頂きます。
 
時間というものは恐ろしく早いもので、自分達にも最後の大会の日が、そして引退の日が刻一刻と近づいています。最後の大会への熱意は日に日に増し、練習に身が入る一方で、どうにもあと少しで引退であるという実感が沸かず、これからもこの日常が続いていくのではないかという気さえしてしまいます。
 
日本拳法という競技を初めて知って、自分の中で今日までで一番心に残っているのはやはり去年の全日本団体だったと記憶しています。自分は二回戦で試合に出して頂き、どうにかそこで一勝を挙げる事が出来ました。その際の、応援に駆けつけて下さったOBの方々からの叱咤激励や、観客席から聞こえてくる後輩達からの声援、そしてどうにか勝利し、戻ってきた際に自分を迎えてくれた皆の笑顔は、今でも思い出せるものとなりました。しかし何より団体戦での勝利という、明確なチームへの貢献が自分の手で果たせたのだという喜びが一番強かった様に思えます。その時は二回戦終わりでまだまだ先は長いという事もあって誰にも言えなかったのですが、その時自分は興奮と感動で涙が出そうになるのを必死に抑えていました。自分でも今思い返すと恥ずかしいのですが、未経験で入部した自分が、全日優勝という部の目標に直接貢献できた事が、たまらなく嬉しかったのです。しかし惜しくも優勝には届かず、自分達の代ではという思いを一層強くしました。
ただ自分はそれ以降あまり振るわず、選抜もチームは優勝したものの、メンバーには入っておらず、観客席から応援していました。優勝した際は嬉しかったです。自分の同期や後輩達が相手を倒して勝ち上がり、優勝してくれた事は誇りにすら思っています。しかし、実力不足ですので当然ですが、同時に自分がその場所にいなかった事にとても悔しさを覚えた事もまた事実です。
全日本ではこうした思いはしたくない。そして泣くなら勝って。それが自分の全日本大会に向けた思いです。
 
ここまで自分の事ばかり話してきましたが、自分のこれまでは先輩や同期、後輩にとても恵まれた時間だったと考えています。自分は決して要領がよくありませんでしたし、物覚えも悪いです。何度教えて頂いてもうまくいかなかった事も一度や二度ではありません。そういった中でも根気よく拳法を教えて下さった先輩のおかげで自分は最後まで拳法が好きで、日々上達しようという思いでいられます。ありがとうございます。
また後輩達も、自分に元気をくれ、苦難を共に乗り越えてくれました。正直な話自分が四回生になっても教えるよりも教わる事の方が多かったのではないかと思っています。元気がありすぎる事もあった後輩達ですが、自分はそんな後輩達にいつも元気をもらっていました。自分がもらった分、後輩達が自分から何かを受け取ってくれていれば幸いです。いつもありがとう。
そして同期。四年間という時間、楽しい時も苦しい時も一緒にいてくれ、心の支えでした。ところで同期のなかの一人に、全然大丈夫じゃない事を大丈夫だと言い張る籠谷という男がいます。実際そういったときは大丈夫じゃない事が多く、よく自分はその籠谷という男と言い合いをしていました。しかし今思い返すと、その大丈夫という言葉に救われた自分がいる事に気づきます。同期の皆にこんな思い出が、数えきれない程にあります。ありがとう。
 
これまでを振り返ると、感謝したい事はまだまだ多く、とても書ききれるとは思いません。ただ自分が出来る事は、拳法で今までお世話になった人達に恩を返す事だと思っています。自分は決して強い部類ではありませんが、全日本優勝の為、微力を尽くし頑張ろうと思います。
 
最後に、皆で頑張った夏合宿の写真にて締めさせて頂きます。
 
失礼します。