投資を知ろう! 保有資産3億円のシロウト投資家・神田川トウシロウです。

6月1日付日経新聞のNIKKEIプラス1に専門家が選ぶ「人生に役立つ投資格言」というランキングが掲載されていました。

数ある投資格言の中で1位に選ばれたのが、「人の行く裏に道あり花の山」でした。

私も一番好きで参考にしている投資格言なので、嬉しいです。

ついでながら、私が二番目に好きなジョン・テンプルトンの「強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福の中で消えていく」が2位でした。

まあ、投資家ってだいたい似たような思考回路を持っているということでしょうか。

ところで、少し気になるにのは、「人の行く裏に道あり花の山」の意味するところ。

SNSなどを見ると「要は逆張りをしろってことでしょ」と理解している個人投資家が多いようですが、少し違います。

日本証券業協会によると「投資家は、とかく群集心理で動きがちだ。いわゆる付和雷同である。が、それでは大きな成功は得られない。むしろ他人とは反対のことをやった方が、うまくいく場合が多い」ということです。

投資では安く買って高く売れば良いわけですが、上昇相場では「バスに乗り遅れるな」と群集に釣られて高く買い、下落相場では「逃げ遅れるな」と群集に釣られて安く売ってしまいます。これでは勝てません。

つまり、この格言が言っているのは、単に群集の逆に賭ける逆張りというよりも、「群衆心理に惑わされず自分なりの考えで投資判断せよ」ということでしょう。