投資を知ろう! 保有資産3億円のシロウト投資家・神田川トウシロウです。

ニトリが一昨日に発表した2024年3月期決算は、売上高・営業利益・当期純利益ともに前期比で減少、「減収減益」の決算でした。

ニトリは、上場前から36期連続、1989年の上場後33期連続の増収増益でしたが、この世界記録が途絶えました。

これを受けて昨日の株価は、前日比16.1%安と急落しました。「来期の業績予想に失望」というアナリストの解説でしたが、ニトリの成長が終わり、このまま沈んでしまうのでは?という懸念が根底にあるように思います。

私はニトリ株を持っていませんが、地方の小売業はテンバガーの宝庫だと思っており(こちらこちらを参照)、ニトリには大いに期待しています。

ファーストリテイリングもそうですが、偉大なリーダーの強力な指導でガーッと成長した後、踊り場を迎えるということがよくあります。問題は、そこから。ファーストリテイリングは、柳井正さんがいったんCEOを降り、「もはやこれまで」と言われましたが、復活し今日まで成長を続けています。

ニトリも創業者・似鳥昭雄会長の後が気になるところ。似鳥昭雄会長と後任が一体になって、成長軌道を取り戻して欲しいものです。