投資を知ろう! 保有資産3億円のシロウト投資家・神田川トウシロウです。

今週は、3月期決算企業の決算発表が集中します。5月13~15日に約1,500社が発表するそうです。円安の影響などおあり、どういう業績予想が出てくるのか注目です。

先週の決算発表では、低目の業績予想に反応して大きく下げる銘柄が目立ちました。日本企業はもともと期初は控え目に業績予想を出します。その当たり前のことに過剰に反応しているのは、足元の相場の地合いが悪いということでしょう。

日経平均のチャートを確認すると、3月22日の史上最高値41,087円から調整し、少し持ち直した5月10日38,229円は、上がってきた75日線(38,453円)と下がってきた25日線(38,558円)の少し下に位置します。

テクニカル的には、今週、業績予想が上値を抑えて75日線・25日線を奪回できないと、本格調整入りしそう。Sell in May(5月に売れ)が現実にな、主力株を売り買している短期投資家にとっては当面は厳しい状況ですね。

もっとも、年後半にはアメリカ大統領選も終わり、不透明感の解消で年末にかけて上値を追う展開が期待されます。長期投資家にとっては、9月あたりまでは格好の買い場になるのではないでしょうか。