投資を知ろう! 保有資産3億円のシロウト投資家・神田川トウシロウです。

年初から絶好調の日経平均がついに4万円を超えました。スゴイですね。

ところで最近SNSやネット掲示板では、この相場で勝った強気派が乗り遅れた弱気派を馬鹿にするコメントが目立ちます。

「この上げ相場に乗って日本株を買わない投資家はアホ」

「素直に自分の見る目のなさを認めろ」

「へっへっへっ、俺は〇〇万円儲けたよ、羨ましいだろ?」

うーん、日本株メインの投資家は長くパフォーマンスが低迷し、これまで散々「アホ」「見る目がない」と言われてきました。なので、鬱憤を晴らしたいという気持ちはよくわかります。

しかし、いま日本株を持っていない個人投資家は、まったく気にしない方が良いと思います。アセットクラスには好不調の波があるからです。

過去にも、「アメリカ株に投資しないのはアホ」とか、「ビットコインをやらない情弱は投資家失格」とか言われました。いまは、日本株に好調の波が来ているだけです。

また、機動的に相場の波に乗るというのも、なかなか難しいこと。

ウォーレン・バフェットは、最近なかなか良い投資先がなく、バークシャー・ハザワェイの待機資金が過去最高水準に積み上がっています。

ジム・ロジャースは、昨年から日本株を買っていましたが、今年1月に売って、利益を逃したそうです。

世界トップの投資家でも、この上げ相場に乗り遅れているのです。ましてや個人投資家が機動的に相場の動きについていけるはずがありません。いま日本株で勝っている投資家は、「たまたま」ということではないでしょうか。

個人投資家は、目先の上げ下げに惑わされず、他の投資家の雑音に惑わされず、じっくりと自分のアセットクラスの投資チャンスを待つべきかと思います。