投資を知ろう! 保有資産3億円のシロウト投資家・神田川トウシロウです。
私が過去に失敗した投資法を紹介するシリーズ(第1回・第2回もお読みください)。第3回の今回は、景気ウォッチャー投資法。
私が最も尊敬するエコノミスト・野田聖二さんが2010年に著書『景気ウォッチャー投資法入門』で紹介しています(2013年に改良版をブログで発表)。
内閣府が毎月発表する景気ウォッチャー調査のDIが前月より1.5以上上がったら「買い」、DIが前月より1.5以上下がったら「売り」、という投資法。景気の先行指標である景気ウォッチャー調査(景気の実態)が株価の動きとほぼ連動するという法則性を利用しています。
フムフム、これは理にかなっている! シンプルで手間いらずで、個人投資家にとって究極の投資法だ! と考え、さっそく実行しました。
そして2010年末から2012年にかけて試しましたが、結果はあまり芳しくありませんでした。
この時期は2011年の東日本大震災を除いてボックス圏の動きが続き、景気ウォッチャー調査と株価の連動性が低かったためでしょう。まんざら悪い投資法だとは思いませんが、うまく行くときと行かないときがあるようです。
理屈で考えると素晴らしい投資法が必ずしも良いパフォーマンスをもたらさないということで、これを機に私は投資法について真剣に考えるようになりました。
ということで野田さんには今も深く感謝しています。