投資を知ろう! 保有資産3億円のシロウト投資家・神田川トウシロウです。

私は優待株を19銘柄保有しています。個人投資家にとって、3月のこの時期は、3月末決算企業の配当取りが気になります。

しかし、今から買うのはいかがなものでしょうか。

普通、配当取りの買いによって、権利付き最終売買日(今年は3月27日(水))に向かって3月から株価が上がっていきます。

今年は日経平均が年初から暴騰しているのに対し、日経平均採用銘柄以外はそんなに上がっていません。なので、「今ならまだ買える」と考える個人投資家が多いことでしょう。

もちろん、これからずっと上げていく可能性もありますが、逆に日銀がゼロ金利を解除したら日経平均採用銘柄もその他の銘柄も下落に向かうかもしれません。

要は、この先の株価はプロでもわからないのです。

と考えると、この先上がっていく、少なくとも下がらないだろう、という前提で今から慌てて優待株に投資するのは、一種のギャンブルです。

優待株は、決算期が近づいてから急いで買うのではなく、3~4か月前から仕込むのが基本でしょう。

今年の3月は優待株投資を諦めて、むしろ4月以降に相場が下落する場面があったら来年3月の優待に向けて買っておくくらいの方が良いと思います。

(空売りと組み合わせて優待をただ取りする方法もありますが、話が複雑になるので、ここでは省略しています)