投資を知ろう! 保有資産3億円のシロウト投資家・神田川トウシロウです。
昨日(「夢のテンバガーがなかなか実現しない理由」)に続いて、個人投資家が夢見るのがテンバガー(10倍株)の話。
私はテンバガーの経験はありませんが、現在保有している株でテンバガーになると期待しているのが、ジェイリース(7187)。
大分市に本社がある家賃保証の会社です。
これから、独居老人・低所得者・外国人労働者が増えると賃貸物件の大家さんとしては、家賃の滞納が頭の痛い問題です。
家賃保証が今後いよいよ有望だと考え、2020年から2021年にかけて平均347円で6,000株買いました(その後の分割を考慮したベース)。
その後、読み通り事業が拡大し、株価も上がりました。本日の前場で1,326円なので、買値から3.8倍。含み益は600万円弱。「しめしめ」というところです。
では、今後も順調に上がって夢のテンバガーが実現するかというと、「ちょっと無理だろうな」と思っています。
1つは会社の将来性。家賃保証って皆さんご存知でしたか? ジェイリースって会社は? いつ頃からご存知でしたか?
今までは家賃保証がニッチなビジネスだったので、大分の田舎にある(失礼!)ジェイリースでも順調に業績を伸ばせました。
しかし、家賃の滞納が社会問題になると、今後大手金融機関が家賃保証ビジネスに参入してくるでしょう。そうなったら、ジェイリースはひとたまりもないのかと。
もう1つは私自身の問題。高所恐怖症ではありませんが、上がった株を持ち続けるのは、なかなかしんどいことです。
ジェイリースはここまで一直線に上がったわけではなく、何度か押しを入れています。最近だと、2022年11月の高値1,595円から2023年10月の安値872円まで、なんと45%も下がっています。
これまで何度「もうそろそろ売ろうかな」と思ったことか。10倍になるまでこの先何年も持ち続ける自信は、まったくありません。
昨日の繰り返しになりますが、結論としてはテンバガーはなかなか難しく、狙って実現するものではないと思います。