投資を知ろう! 保有資産3億円のシロウト投資家・神田川トウシロウです。

「猿のダーツ投げ」という有名な話があります。

目隠しをした猿に新聞の相場蘭をめがけてダーツを投げさせ、命中した銘柄で組んだポートフォリオも、専門家が綿密に調査して選んだポートフォリオも、運用成績は大差なかった、というものです。

株価は予測不可能にランダムに動くというランダムウォーク理論によると、当たる銘柄を当てようというのは「無駄な努力」です。

ここまでは「なるほど」というところですが、話を発展させて「株のことを勉強しても無駄」と主張する人がいます。

しかし、これはいかがなものでしょうか。

短期では、株価はランダムウォークですが、長期では企業業績に連動します。業績の良い銘柄を選ぶには、投資先の戦略や財政状態を分析する必要があり、勉強が必須です。

また、短期でも、損切りのルールや売買手数料などの常識を知ると知らないでは、運用成績が大きく違ってきます。

つまり、「短期的に勝つ」ための勉強は無意味ですが、「長期的に勝つ」ための勉強や「短期的に負けない」ための勉強はとても重要だと思います。