”ときめき”は何処!!! | そうべいのブログ

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コザの街の滞在が残り24時間あまりになった昨日、焦りに焦って”ときめき”を探す!
・・・取り敢えず・・・ド平日の昼間はオバァしか・・・いない・・・。
それなのに、長らく長寿日本一(=女性)を誇っていた沖縄が今年の調査で三位に転落!
地元の新聞の一面はその記事がほとんど・・・。

女性長寿日本一になった長野県なんて週末もオバァばかりなのではなかろうか???

この時期、沖縄の日暮れは18時半過ぎ・・・昨日も対した収穫もなく(?)バイクで徒歩で街をウロウロ・・・。

とっ!

ゲストハウスの近所に高校があることを発見!

・・・この際・・・ヘンタイぶりを伏せておいて・・・女子高生でガマンするかっ・・・って、なぁ~~んにも悪い事をするわけではございませんよ・・・沖縄県民の皆様・・・私は米軍兵ではありませんっ

スクーターで高校へ向かう・・・さすがに校門の前でカメラ片手にウロウロしていたら、即、警察に通報されてしまうだろう・・・。ふと見るとバス停が・・・このバス停がまたほとんど校門の目の前なのだけど・・・。

まずは離れたところから”ヘンタイよろしく”望遠レンズでパシャ!
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こちらから手を振ったら女子高生らも手を振り返してきた・・・かなり好感触とみたっ(=思い込み!?)
男子学生ははにかんでシカトだけど・・・
ならばとバス停へ近づく・・・。

「こんちは・・・オジさんは見た目怪しいけど、決して怪しくないからね・・・ちょっと写真を撮らせてよ。」
「エッ・・・」
返答する前にシャッターを切る。
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「春休みはいつからなの!?」
「えぇ~っと・・・いつだったかな・・・わかりません・・・エヘヘヘヘヘッ・・・」
沖縄の女性はとにかく明るくて元気・・・これは南国の女性、共通の魅力・・・。
・・・ヤロ~は・・・恥ずかしがり屋が多い・・・これも南国の男性の特徴・・・。
「キミキミ・・・もっと彼女に近づいてよ・・・せっかく写真撮るんだからさ・・・」
一定の距離感を崩さない彼・・・そればかりか、カメラの方すら向こうとしない・・・すると・・・「春休みはいつからかはっきり覚えていないんですけど・・・20日くらいからだったかなっ・・・。明日(三月一日)は卒業式なんですよ。」
恥ずかしがり屋だが、ハキハキした答えが返ってきた・・・意外と真がしっかりしているのが南国の男性の特徴!?

あれこれしゃべりながら撮影をするもどうしても彼と彼女の距離が縮まらない・・・。
「キミ達、ラブラブなんでしょ!」
ズバリッ、聞く!
「エヘヘヘヘヘッ・・・」
相変わらず明るい笑顔の彼女。
「違いますよっ!」
ハキハキした答えの彼。

「撮影、ありがとね・・・二人共学園生活エンジョイしてよ!」

あまり学校の前でカメラ片手に片っ端から学生を捕まえて話をしながら撮影を繰り返していたら、そのうちパトカーが来そうなので、学校の前の脇道へスクーターをゆっくり走らせる。

とっ!
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港が見下ろせる小高い丘になっていたっ・・・どこから見ても綺麗な沖縄の海・・・。
地元の方々は口々に「沖縄の海は汚くなった・・・」というが、我々本土の人間から見れば、十分に綺麗なのである。
綺麗になったと言われる東京湾の海なんて見たら多分腰を抜かすだろう・・・。

とっ・・・出た出た・・・ここでもオバァとオジィ・・・。
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これだけご老人が多いのに・・・沖縄県が長寿日本一から陥落したとは考えられない・・・。
がっ・・・視界に入ってきたオバァはちょっとだけ”今風”である。
話かけやすそうな感じ・・・向こうから”アンタッ・・・ウチナンチュ~かいっ!?”なんて尋ねて来そうもないし・・・。

なるべく目立つように近づくのだが、会話に夢中の二人・・・。
そういえば・・・ここコザの人たちはカメラ片手に近づいていっても誰も警戒しない・・・何故だろう???

とっ・・・耳に入って来たのは今までに聞いた事のない言語!!
「●×□△○%#%=!¥%#×○さぁ~」
・・・語尾の”さぁ~”しか聞き取れない・・・。
これが琉球語なのかっ・・・う~ん・・・誰か通訳をっ!

恐る恐る声をかける・・・。
「あの~・・・ここの花壇はお父さんの庭なんですか!?」
「違うさ~。この裏の家の人がゴミ捨て場になっているのを見かねて、一人で花壇を作ったのさぁ~」
「へぇ~元はゴミ捨て場だったんですか・・・想像できませんね・・・」
良かった・・・バイリンガルな琉球人!
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「お父さんはここ、コザの出身なんですか!?」
「生まれはコザのとなりの美里さ~。戦争が終わってずぅ~とコザに住んでるさ~」
「お父さんはコザの”生き字引”なんですねっ!」
「コザの事ならなんでも知ってるさ~・・・」
おっ、格好の”題材”・・・早速撮影しながらお話を進める・・・。
「昔のコザってアメリカンでかなり賑やかだったんですよね・・・」
「そりゃ~賑やかだったさ~。当時の”アメリカさん”も親切でね・・・。”戦(いくさ)”でオキナワの人に悪い事したと思っていたんだろうね・・・・。戦だから仕方ないんだけどな・・・。
まだ子供だったからチュウインガムやチョコレートを虫歯が出来るくらいもらったさ~。」
「今のコザ十字路や胡屋(ゴヤ)あたりから離れたこの辺や海の方ってどうなっていたんですか!?」
「ぜぇ~んぶ田んぼやサトウキビ畑さ~。家なんてほとんどなかったね・・・。道もなかったな・・・。
子供の頃は田んぼの中を通って海まで遊びに行ったもんさ~・・・」
「今じゃ考えられませんね・・・。いつくらいから家が建ち始めたんですか!?」
「すぐそこのコザ高校の周辺もすべて田んぼ。本土に返還されてからかな・・・家が増えたのは・・・。
この辺は丘で坂が多いから田んぼや畑に向かなかったさ~。土地(=土)も平な美里と違って固かったから・・・。田植えの時は大変だったさ~。だから皆土地を均して家を作ったさ~。」
「なるほど・・・それで沖縄には丘に段々畑のように家があるんですね・・・。」
「平なコザや胡屋はたくさんアメリカさんが住んでいたから・・・基地もあったし・・・。
地元の人間が家を作ろうと思ったら丘の上しかない訳さ~。」
「へぇ~・・・今じゃ考えられませんね・・・。」
「あそこに港が見えるだろ・・・。昔はあの港に船が付いて米軍の物資が運ばれるわけさ~。
それを基地のアメリカさんがジープやトラックで田んぼのあいだの狭いあぜ道を通って
運び込むために行くわけさ~。そうこうしているうちに車が通った跡が踏み固められてそのまま今の道になったわけさ・・・。」
「そうか・・・それで山道というわけでもないのに曲がりくねった道が多いんですね・・・。」
「この辺の道もすべてアメリカさんのおかげさ~・・・。昔のアメリカさんは賢くて立派な人が多かったさ~。
でも、最近のアメリカさんはダメだね・・・。オキナワに来ることを当たり前くらいに思ってる・・・。
ろくに挨拶もできないアメリカさんが増えたね・・・。ウチナンチュ~(=沖縄県人)を見ても知らん顔・・・。
随分と変わったさ~。コザの時代のアメリカさんは良かったさ~」
「お父さんも当然、今でも沖縄市の事をコザって呼ぶんでしょ!?」
「この辺で”沖縄市”なんて呼ぶヤツは滅多にいないね・・・皆、コザって呼ぶ。子供建ちのためにもコザっていう地名は残したかったさ~」
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「お父さん・・・コザが好きなんですね・・・」
「最近の子供たちはピコピコやって(=指で携帯をいじる仕草)ダメになってるさ~。ワシらの頃はアメリカさんと遊んだり海へ行って級友と遊んだもんさ~。アメリカさんも仕方ないね・・・。今だに戦してるからね・・・。」

そういえばゲストハウスにいる”怪しい三線アメリカヤロ~”が言っていた事を思い出した・・・。
「オキナワの基地に来るアメリカ人のほとんどが南部出身者ばかり・・・。あまりジェントルとは言えないね・・・。
彼らは三ヶ月の短い任務で帰るから、ボクはほとんど基地のアメリカ人とは話をしないね・・・。」
沖縄にいるアメリカ人ともあまり交流のない基地のアメリカ人・・・。
地元・神奈川の横須賀基地のアメリカ人の方がよっっぽどフレンドリーだったりして・・・。
そもそも横須賀基地のアメリカ人はフツ~に日本人同様、街のマンションに住んでいるからなのだけど・・・。


「でも、ここに住んでいる子供達はちゃんとわかっているさ~。」
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そういえばコザのかわいい女子高生やかわいいOLのおねぇ~さんで髪の毛を染めてるいる人はいない・・・。
男の子やおにぃ~さんもそうなんだけど・・・。
意外と髪を染めているのは白髪のオバァだったりして・・・。
「コザって良いところですね・・・。」
「そぉ~さ~コザは随分と変わったけど良いとこさ~。いつまでいるんだ・・・」
「明日帰るんですよ・・・。でもまた来ます・・・それまでお元気で・・・」
「まだまだ死なないさ~。まだ74(歳)だからなぁ~(笑」
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楽しそうに昔を振り返るお父さんであったが、顔を黒く日焼けして手はグローブのようにごつかった・・・。
昔の苦労が体に現れているような気がした・・・。


ゲストハウスに戻る。
とっ!
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珍しく近所の公園で子供達が遊んでいる・・・オバァやオジィではなく。
しかも2月だというのに半袖半ズボンで・・・川遊び・・・。
元気だなぁ~子供たちは・・・。
「ワァ~ッ!足が滑ってズボンが濡れたじゃないかっ!!」
オイオイ気をつけろよ・・・。
オバァやオジィの時代とは単純に子供達の比較は出来ないが、ともかく元気なのは何よりである・・・。

ボォ~と子供達が遊んでいる姿を見ながら安心する私、写真人であった・・・。
とっ、同時に可愛い女子高生の子達とお話ができて満足だった私、写真人なのであるっ!?