”杉村一樹”って誰!?(1) | そうべいのブログ

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”完全に冬”の東京競馬場・・・今年の2月4日・・・。
ブルブル震えながら第1レースのスタートを待っていると私、写真人好みの”ホスト系・カメラマン”あきちんに話かけられる。
「写真人さん、きょうは”タイト”が来ますよ・・・」
「えっ、この寒い中、タイトスカートをはいたかわいいおねぇ~さんが来るのっ!サイコ~じゃぁ~ないの!
どこよっ、どこどこ・・・タイトスカートのおねぇ~さんは、キャァ~~~ラブラブ!
「何言ってんですか・・・。森泰斗ですよ・・・た・い・と!」
「あぁ~船橋競馬の騎手ね・・・なぁ~んだ・・・おねぇ~さんじゃないのね・・・。」

森泰斗・・・それくらいは頭の悪い私、写真人でも知っている。
船橋の騎手は中央競馬に”喧嘩を売りに来る(=悪い意味じゃないですよ)”
古くは桑島から石崎、張田、左海・・・皆、中央で活躍をするのだが、決して中央入りはしない。
あくまでも船橋競馬所属の騎手として騎乗しに来る。
最近ではこの森がジャブを叩いきに来る。
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結構良い男でしょドキドキ左海クン同様の男前!?

その日の東京競馬場の出馬表を見てみる。森はこの日5鞍に騎乗。
当然、一番人気の馬には騎乗していない。
結果は2レース・1着(2番人気)、3レース・2着(9着)、各一回・・・期待配当は高い。

午後のレースで森を買ったがハズレ・・・気付いた時には来ないのが馬券である・・・。

とっ!

”杉村一樹”という名前の騎手が目に付いた。
・・・いったいどこの競馬場所属の騎手だろう・・・。
船橋の森同様、地方馬交流の春菜賞に騎乗(川崎・池田厩舎・レイモニ)していた。
イメージ 2

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誰だ、コイツ(=失礼っ!)
中央競馬の元騎手・沢クンに似ている・・・小さい目が・・・
なぁ~んとなく聞いた事があるのだけど・・・。誰だったけ????

この日はあれこれ撮影があったのでパシャパシャ撮影をこなして東京競馬場を後にする。
仕事場に戻りWebで調べてみる。

”杉村一樹 1978年高知県出身
元荒尾競馬所属の騎手。益田競馬場で見習い騎手として過ごし、中津競馬場で騎手デビュー。
現在は川崎競馬所属。”

あっ、”あの”杉村かっ!

私、写真人の小さな脳みその角っこにあった記憶がよみがえる・・・。

中津競馬場のアイドル女性騎手、小田部雪ちゃんの”元”旦那!!
10年以上前に中津競馬場の主戦騎手、高砂さんをインタビューした事がある。
そのとき高砂さんが言っていたのが・・・
「中津競馬場にも有望な新人騎手が入って来たんだよね・・・。」

さらにっ!

私、写真人の実家は大分市。お盆・正月に帰省した際には必ず中津競馬場に行っていた・・・。
・・・もちろん、馬券が目的ではなく、小田部雪ちゃんが目的だったんだけど・・・。
雪ちゃんの写真が数カットどこかにあったはずだが見当たらない・・・
興味のある方はWebで検索してみる良い。大きな目に細い眉毛が印象的。

中津競馬場か・・・懐かしいな・・・って、今は廃止でないのだけど・・・。

でっ!

その中津競馬場が廃止になってからは荒尾競馬場へ・・・。
さらにその荒尾競馬場も昨年の暮れ、廃止に追い込まれた・・・。

そして、川崎競馬場へ・・・。

年々売り上げが落ちている”斜陽産業”の競馬・・・世界的レベルの中央競馬も毎年10%近いベースで売り上げが落ちている。
地方競馬にいたっては1991年をピークに売り上げは半分に落ちている(廃止の競馬場分を含む)
ちなみに黒字計上をあげている地方競馬場は無い・・・。

今年、34歳。体力的にもまだまだ騎手として十分活躍できる年齢だろう。
だが、社会人としても騎手の道を諦め”第二の人生”を歩める年齢だともいえる。

何故、そこまでして騎手にこだわるのかっ!?

中学時代の同級生が中津市役所に勤めているんだけどね・・・。そいつの収入はオレより多いんだよね・・・。命かけて競馬に乗ってるけど地方の騎手って割りにあわないんだよ・・・。」
取材に応えてくれた当時、3000勝近い勝ち鞍をあげ中津競馬場でリーディング騎手だった高砂騎手の言葉である。
21世紀になった現在でも地方騎手の待遇はかわらない・・・むしろ苦しくなっているのではないかっ!?

なのにこの杉村は何故地方騎手の道を選んだのかっ・・・。

私、写真人も1990年代を最後に競馬に関する写真の仕事がめっぽう減り、”いつ競馬写真の仕事を辞めようか・・・”なんて真剣に考えていた時期もあったのに・・・(最近はヤケクソッ!!)。

これはストーリがあるに違いない。
ひょっとすると・・・杉村・・・南関東に好きなおねぇ~さんでもいるのかっ(=まさかっ、下衆な私、写真人の発想!)。

よしっ、これは一発、南関東へ行き本人に聞いて見なければ!
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やさしそうな顔をしているので結構協力してくれそうな・・・予感・・・
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全く面識のない騎手ほど楽しみが増える。ヘタに知っている騎手だと固定観念が生まれてしまい、聞きたい事が聞けなくなる場合がある。

てっ!

いったい何を聞くというのかっ、私、写真人!

まぁ~良い・・・所詮、私、写真人はチンケな写真人・・・写真だけはしっかり撮影しよう