有馬記念の準備。 | そうべいのブログ

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久々に撮影機材の話題を・・・。

とっ、その前に・・・。

以前、このブログで・・・
”リーマンショック以来、経常利益黒字なのはオリンパスだけ、いいぞっ、オリンパス!”
・・・なんて、当時、オリンパス使いだった私、写真人はほざいていたが・・・。
その後、決して良い結果が待っている訳ではなかった・・・理由は皆様周知のとおっり・・・。
キヤノン→オリンパス→キヤノンとオリンパス同様、迷走していたのだが最近はすっかりキヤノンかっ!?
「写真人さん・・・以前に比べ、写真に迫力がないような気がするんですけどね・・・。」
なんて事をいつも私、写真人の写真を扱ってくださっている各編集者の皆様、普段から会うことのない関西のカメラマン諸氏から指摘されたりして・・・。それでキヤノンの戻したりして・・・意気地なしっ

当時、オリンパスを選んだのはレンズ性能のすばらしさ・・・ボディは・・・ちょっと・・・だが・・・
オリンパスが本格的にマイクロフォーサーズに力を入れるようになってからキヤノンに戻した。
一眼デジカメ用(Eシステム)レンズの開発が鈍ってきたからだ。
”コンパクトで高性能”・・・まぁ~世界的シェアーを考えると正しい選択なのだけど・・・。

でっ、この週末の有馬記念の準備。
有馬記念当日はブエナビスタの引退式が行われる。
有馬記念当日の引退式はディープインパクト以来・・・その時は、多くのマスコミ関係者、ファンを尻目にとっとと競馬場を後にしたのだが・・・。おかげで帰りの電車がガラガラ・・・。
今回はドッコイショと重い腰を持ち上げ、引退式を撮影する事に・・・。
”POG小魔王”であるロバくんたちとこの一年の競馬を振り返る”お食事会(=ロバくんはお酒が飲めない)”を催すためだ・・・決してブエナビスタが引退するのが悔やまれるためではない・・・

有馬記念終了後ということで、この時期の中山競馬場はメチャ暗い!!
・・・何もこんな日にしなくても・・・年明けの金杯の週・・・昼休みでも良いと思うのだが・・・。

とっ!

今、何かと話題の多い(!?)オリンパスのプロサービスへ連絡。
「あっ、お久しぶりです・・・。ちょっとお願いがあるんですけどね・・・。お借りしたい機材があるのですけど・・・。
デジ一眼のE-5と、レンズZUIKO DEGITAL ED 14-35 F2.0SWDなんですけどね・・・。
今年の有馬記念で使ってみたいんですよ・・・。以前の機種、E-3は高感度に弱かったのでちっと・・・。
E-5の実力とズームレンズでありながらF2.0というすばらしいスペックの機材を今回是非とも使ってみたいのですよ・・・」
・・・またしても、すっかり”男芸者”の私、写真人。
「あぁ~そうですかっ!喜んでお貸しいたしますよ。私も競馬ファンなんですよ。暮れの中山競馬場・・・確かに暗いですからね・・・。E-5はE-3とくればかなり高感度に強くなっておりますよ。AFのスピードと精度もかアップしております。すばらしいお写真をお撮りください・・・。」
・・・めちゃくちゃサービスが良い・・・やはり、時期が時期だけに・・・

でっ、借りた機材がこちら↓
イメージ 1


朝日FSの週から競馬で試し撮りをしているが、悪くない・・・。
唯一の問題はカメラ本体に組み込まれているメモリーが弱いのか、CPUが弱いのか・・・連写があまり利かない・・・(撮影後の処理も少々遅め?!)。

まぁ~良い・・・このカメラ・・・基本的にレース写真等早い被写体を連射するカメラではない。
じっくり落ち着いて撮影する機材なのだっ!

E-3のときから気に入っているのがシャッター音。実に静か。
フォーサーズ(フルサイズの約4分の一)の利点でミラーが小さいためだと思う。

中山競馬場でも試し撮り.
イメージ 2

以前使っていたZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWDに比べ、逆光時にフレアーはほとんどなくゴーストが出るが、大口径レンズなので仕方のないところ・・。差ほどいやみのないゴーストである。

競馬が終わり、お買い物をかねて新宿へ・・・夜の街の撮影・・・高感度&E-5&大口径ズームレンズ(F2.0)の実力を試す。
イメージ 7

エレベーターないでセルフポートレート・・・ヤマダ電機の紙袋を抱え撮影、かなり怪しいオッサンである(ISO3200 1/200 F7.1)。

新宿駅構内のドトールコーヒーで・・・。
イメージ 8

着膨れで暑くなったのでアイスコーヒーを注文。暗い店内だったがストローの先にどんぴしゃピントが来た。
レンズのF値がF2.0なのでISO100でも十分撮影可能(ISO100 1/40 F2.0)

街へ出る。
イメージ 9

キヤノンやニコンのレンズ内ブレ防止に比べ、オリンパスのカメラボディー内ブレ防止はかなり強力。
全域F2.0のレンズとの相性は良く、このような条件でも高感度を使う事なく撮影できる(ISO200 1/40 F2.0)。

イメージ 10

かなりコントラストのきつい条件だがハイライト、シャドウとも見事に表現してくれている(ISO200 F2.0 1/20)。
シャッタースピードが1/20だがこれくらいなら全くブレない。

コンパクトデジカメだと適正感度で高感度撮影されてしまうが、一眼デジカメだと夜景だからといって無理に高感度にする必要はない。それなりのカメラ、それなりのレンズがあれば、低感度でも十分夜景は撮影できるのだっ!

とっ!

これじゃ~高感度テストにならない・・・。E-5はどのくらい高感度が良くなったのか・・・!?
イメージ 11

これまた結構いじわるな条件。きらきら光る看板に薄暗い駅前広場(ISO3200 1/13 F11)。
広角側なのでシャッタースピードが1/13だがほとんどブレていない。この辺が手持ち撮影の限界のシャッタースピード。E-5のブレ防止機能はかなり強い!ISO200と比べ色表現が若干落ちているが、ノイズは差ほど気にならない。

さらなる高感度ISO5000へ!
イメージ 12

さすがにここまで来るとディテールが失われているが、悪くない・・・写真表現の一つとしては・・・(ISO5000 1/20 F16)。

高感度の場合、ノイズよりカラーバランスに注意。これはフィルム時代からの鉄則(ISO3200 1/40 F7.1)。
イメージ 13

オリンパスの高感度時のノイズは比較的きれいでフィルムの粒子に近い感じ。”きれいなノイズ”である。
フィルム時代から”パキッとした写真”より”ザラっとした写真”が好きなので、意外とこれくらいが良いかも!?
拡大してみてもなかなかきれいなノイズになっている。
イメージ 14

ヌメっとしたノイズではなく、粒子に近い感じのノイズ。窓越しの風景もしっかり表現されている。


オリンパスにはちょっと欠点があって、デジカメを購入すると付属しているOLYMPUS Viewer 2というソフトが実に頼りない・・・
ある程度の画像加工やRAW現像なら問題ないのだが、おろかな私、写真人のように週末だけで競馬場で1000カット以上の撮影をした場合、処理能力に限界がある。
ここはAdobe系のソフト(Photoshop5.0やLightroom3.0)がお勧め。

普段はLghtroomを使っている私、写真人。オリンパスのノイズはフィルムに近いものがあるので、デジタルモノクロ撮影調の加工が出来る。

新宿の交差点・・・ヤマダ電機の紙袋を片手に交差点で撮影・・・めちゃくちゃ怪しいオッサンである(ISO3200 1/10 F10.0)
イメージ 3

真ん中のきれいなおねぇ~さんだけブレていない・・・さすがは”スケベ”な私、写真人である。
この写真をこのように加工。
イメージ 4

モノクロである。

さらに調子こいて渋谷に繰り出す!・・・目に付いた巨大なポスターを撮影・・・(ISO100 1/13/F4)。
通行人が皆カメラの視線の先を気にしている・・・かなり”ヤバイ”オッサンである。
暗い駅通路だが、ブレた写真のイメージが欲しいので低感度で撮影。
イメージ 5

でっ、モノクロ加工。
イメージ 6

ソフトでの加工でもこれだけノイズがきれいに出る。

E-5&レンズZUIKO DEGITAL ED 14-35 F2.0SWD・・・う~~ん・・・結構使える機材である。
レンズは20万円以上する高価なレンズだが、ボディは10万円ちょっととがんばれば何とか手が出る値段ではなかろうか???

フルサイズデジ一眼が高くて手の出ないそこのアナタッ、オリンパスがありますよ!
こんな時期(=しつこいかっ!?)だからあれこれオリンパスからサービスもあったりして???(まさかっ!)

お借りした機材ですっかり遊んでしまったが、ブエナビスタの引退式ではばっちり撮影せねばっ!



・・・とっ、長々、”チンケな機材レビュー”をしてしまった・・・相変わらずアホな私、写真人

馬券が当たらないのでちょっとこの週末は機材を変えて気分転換を図るつもりだったりして・・・。