あの”本能寺の変”・・・クーデターを起こし日本の歴史を変えたキーパーソンでもある。
ちなみに私、写真人ももっとも好きな武将である!
夏休みの自由研究のた明智光秀ゆかりの里を訪ねた・・・ちなみに明智光秀が生まれたのは現在の岐阜県(一説)。織田家に従えてからは現・大津市に居城を構えた・・・坂本城である。
琵琶湖のほとりに石垣を作り姫路城とならび優美な城をして有名だったが、今は残っていない。
本能寺の変の後、豊臣秀吉が城を崩して木材・家財等を伏見城へ持って行った。
その坂本城跡があるのが大津市である。JRの駅は比叡山坂本駅・・・比叡山のふもとの駅である。

暑い夏の日・・・駅についてちと休憩をしようと思ったが何も無い・・・あるのは自販機だけ

そればかりか明智光秀の銅像や資料めいたものもなしっ!
駅から歩いて少しのところに何ともモノクロームなセブンイレブン発見!

まぁ~この程度は珍しくない。大津市内や京都市内など古都ではよくある光景。
JRAの京都場外馬券発売所なんてお寺みたいな作りだし・・・オリジナルはこんな感じ!

とりあえず坂本城址(あと)を目指す。
歩いてもいけない距離ではないが、炎天下なのでバスを使うことに・・・って、バスがないっ!
仕方ないので行きはタクシー帰りは徒歩を決める・・・あくまでもビンボ~旅行なのである!
「スミマセン・・・坂本城址までお願いします。・・・この辺に明智光秀の銅像なんてないですかね!?」
「・・・さぁ~ちょっと知りまへんなぁ~・・・。銅像も見たことありまへんわ!」
・・・タクシーの運転手さんも知らないほど、明智光秀はマイナーなのかっ・・・それとも21世紀の今日でも”謀反者”として扱われているのかっ!
「坂本城址は実はおまへんのや。琵琶湖の面した城で石垣が瑚中にわずかに残る程度。もぐって見ればあるかもしれまへんなっ・・・。そやっ、せっかくお子さん連れやから”明智塚”に案内しますわ!」
連れてこられたのはフツ~の民家の玄関前。

一見、個人のお庭と間違えてしまう。
「この明智塚は地元の人間でも知ってる人間は少ないんでっせ。坂本城に居た頃のお宝が埋められてますのや!」・・・駅から城址まではタクシーでワンメーターほど・・・途中、あれこれガイドをしてくれて、この明智塚によったのだがそのため料金は1000円弱になってしまった

まぁ~良い・・・あれこれ地元・大津の明智光秀に関する情報を聞けただけでもガイド料として良しとしよう。
でっ、明智塚・・・・こんな感じ!?

どぉ~~~~見ても個人のお庭である・・・普段は近づいてあれこれ見る我が子たちもちと遠慮がち。
程なく城址へ。

現在の城址っぽいものは何一つ残ってなく現在は公園になっている。

海運・街道の要所であった坂本城・・・さぞかし立派だったに違いないっ!
いまではお城の近所のあった漁港が神社として祭られている。

・・・琵琶湖名物(?)バス&ブルーギル釣りを楽しむ地元の若者を発見!
「ちょっと琵琶湖に入ったところに石垣の跡があるらしいですけどね・・・そこが魚の絶好のポイントなんですよ。
ほれっ、ここから先50メートル付近・・・。」
日焼けしたおにぃ~さんが教えてくれた・・・。
とっ!
明智光秀の銅像・・・ではなかった・・・石像はっけぇ~~ん!!

バックに思いっきり民家がある・・・。
「お父ちゃん・・・これ本当に明智光秀かな・・・。すごいかっちょ悪いんだけど・・・」
ちょっとだけ見栄えがするように撮影。

う~~ん・・・ビミョ~~な石像である・・・セブンイレブン同様、モノクロームなのだっ!
「さっきタクシーの運転手さんが行っていた坂本城の中丸址に行ってみようか!城っぽいのが残っているかも知れないぞっ!」
「行こう!行こう!」
炎天下の中歩くこと10分ちょっと・・・。

「・・・お父ちゃん・・・これって本当に城址なの・・・思いっきり住宅地にある休憩所みたいなんだけど・・・。」
精神的にすっかり疲れてしまった長男・11歳牡馬。
「ほれっ、ちゃぁ~んと坂本城址と書いてあるぞっ!」

「・・・これじゃ~自由研究のレポート・・・きびしいなぁ・・・何か資料館みたいなものはないのかなぁ~~」
ないっ、全くないっ、120%ないっ!
仕方なく駅までトボトボ歩く。
「お父ちゃん、変な看板があるよ」

「これっ・・・あけちみつひでの子供かな・・・面白いね!」
何も分からない次男・6歳牡馬の指摘。
さらにこんな看板も・・・。

・・・良く見てみると胸のあたりに誰かの落書きだろう・・・”磯野”と書いてある・・・。
「ちょっとこわいよぉ~~この"お友だち”」と次男・6歳牡馬。

夜、車を運転していてこの”お友だち”の看板が現れたらちょっとギクッとするかも・・・
さらに・・・「おっ、おっ、お父ちゃん・・・これはオバケだよっ!」長男・11歳牡馬。

完全に風化してしまった看板・・・これは夜、歩いていてもビックリするかも!?
「おぉ~~~こんなところにこんなものがっ!」とっ、私、写真人!!

日産のスポーツカー・昭和を代表する車・・・フェアレディーZである。ノーズの形から240Zであろう。
逆を向いているフェンダーミラーがシュールである。
虫除け&鳥よけのオレンジのネットとの色合いのマッチングがまた良い。背景のお寺が哀愁を誘う・・・。
歴史ある古い家&田んぼが広がる風景を見ながらちょっとだけ涼んだ気持ちで駅を目指す。
多分に明智光秀がこの地に城を構えた頃は琵琶湖畔に田園が広がり、その湖畔には漁村・・・豊かの城下だったに違いない・・・。
がっ!

JR比叡山坂本駅に近づくと田んぼの間に分譲住宅地が・・・。駅から離れた古い町並みを抜けるとこの風景。
「お父ちゃん・・・来年来たときにはこの田んぼも住宅地になっているのかなぁ・・・。」
来年はないにしろ、数年すれば間違いなく住宅地であろう・・・。
農業を営む人が少ない&京都市までのアクセス30分以内・・・絶好のベットタウン地である。
「明智光秀って"謀反者”と呼ばれて今でもかわいそうな武将なんだね・・・。」
我が子・11歳牡馬の坂本城の感想。
私、写真人の感想としては駅前、もしくは駅周辺に喫茶店に一軒もない殺伐としてところ・・・。
時間はかかるが京阪電車の京阪坂本駅のほうがあれこれお店があったのかなっ!?
駅から離れた国道沿いにファミレスやファーストフード店が立ち並ぶ郊外型都市・・・。
やっぱり城めぐりは車のほうが良いのかなぁ????