余程、目的がない限り雨の日の撮影はしない、何とも身勝手な私、写真人!!
・・・ダービーじゃ~なかったら”確実”に競馬撮影はお休みモード・・・

まぁ~良い・・・競馬にはいろいろある・・・。
でっ、撮影!
最近はちょっと値の張るデジカメだと防塵防滴機能なんいていうのがあり、少々の雨で故障する事はない。
・・・問題はレンズ・・・。
こちらもレンズ本体が防塵防滴などと謳っているが、前面のレンズに付着する雨の水滴だけはどうしようもないっ!一応タオル等で拭くのだけど、拭いても拭いても水滴は付着する・・・そのうち、水滴の拭うタオルも湿ってきて使い物にならなくなる。
そうなるとお手上げ状態で、ヤケクソでシャッターを切る・・・。
”所詮、デジタルイメージだっ!あとで処理(=写真ソフト)しよう!”
・・・なんて、銀塩(=フィルム)時代には考えられなかった暴挙に出る。
撮ったモン勝ちの感があるデジタル写真・・・ワンカットの重みが薄いので本当は嫌なのだけど・・・。
ダービーの日、レース直前までは並の雨・・・レースが始まるや否や結構激しい雨。
風も伴い、レンズに雨粒が降り注ぐ・・・表彰式あたりだともうレンズを拭いても拭いても雨粒は拭えない・・・。

その中のワンカットを取り上げる。使っているソフトはAdobeのLightroom2.7(最新のバージョンは3.4.1)。
このような状況・・・まるで霧の中のダービーだっ!

すべて雨粒が原因。
これを処理するとこうなる。

結構マシになった・・・”ちょっと暗いんじゃないの!?”なんて野暮な事を言ってはいけない・・・。
雨の日の雰囲気がある。
私、写真人は目に入るものはなんでも写しこむ・・・根が”ビンボ~&欲張り”なのでそうするのだけど・・・。
注目して欲しいのがこちら↓

馬場整備の方々・・・雨の中、黙々とお仕事をなさっている・・・しかもダービーという”競馬の祭典”なのに全く競馬に興味がないかの様に(=たぶん、少しは競馬に興味があると思うが!?)痛んだ芝コースを整備している。
この日の最終レース(ダービーの後のレース)はダートコースなのに、馬場を整備する・・・。
すばらしいJRAの管理競馬(=決して嫌味じゃ~ないですよ!)。
海外競馬ではあまりお目にかかれないシーンである。
凱旋門賞、ブリダーズカップ、イギリスダービー、ドバイワールドカップ、香港マイル・・・表彰式の最中に無言で馬場整備をする方々を見た事がないっ!
こ~ゆ~ところが実に几帳面な日本ぽくて好きなのだけど・・・。
がっ!
「ちょっと”背景”がゴチャゴチャしてますね・・・」
などという輩がいる・・・カメラ雑誌の読みすぎのような・・・日本の競馬はゴチャゴチャしているのであるっ!
ならばとさらに写真をいじり、こ~ゆ~つまらない写真を作る・・・。

これじゃ~競馬を知らない人が見たら・・・
”単なる競馬場の馬”
・・・になってしまう・・・やはりポイントは馬場整備なのである!!
これだけ馬場に対してシビアな競馬場も世界でも珍しいのではないかと思ってしまう・・・。
この週末からは馬場保護のために内ラチにコースを設けたCコースとなる。
がっ!
Cコースとなるとせっかく馬場整備されたところは使われなくなる・・・それでも一生懸命な馬場整備の方々。
そんな皆様を写真に入れないなんて・・・ダービーだからこそダービー馬と一緒に入れて写真を撮ってあげなくては・・・。
とっ!
さらなる愚写は続くのだけど・・・。
それはまた明日・・・に続く・・・。