取材というものが大の苦手!!
・・・なんて書くと・・・
「なぁ~に言ってんですかっ!心臓に毛がボウボウと生えてるくせにっ!・・・写真人さん・・・怖いもの知らずでしょ!」
・・・と友人、知人の類からツッコまれるであろう・・・
・・・私、写真人・・・確かに頭の毛は薄くなってきているが、心臓には毛がフサフサ生えている・・・。
でもっ!
めちゃくちゃ人見知りなのである(=誰がっ、ホンマかいなっ!)
たとえば知人数人で居酒屋で安酒を煽りながら楽しくやっていたとする。
そこへ私、写真人が知らない誰かの知り合いが参入してくるとしよう・・・とたんにおとなしくなる私、写真人・・・。
結婚式やパーティーなどといった行事も苦手。忘年会も苦手。
ごくごく親しい友人・知人とちびちび酒を飲むほうを好む

でっ!
明日は美浦トレセン・・・今年最後のトレセン取材となるだろう・・・。
”我が担当ではなくなるかも知れない”Sクンからもすでに指令が来ているし、ライターのFさんも取材を進めているようである。
この時期のトレセンは朝7時から調教開始。
すでに冬に突入しているので結構寒い・・・ブルブルブル・・・っと震えるのは寒さのせいではなく、トレセンに入らねばならない事だっ!
もう10年以上、トレセンに通っているが未だ緊張する。
トレセン取材の前日は”登校拒否”の学生のように頭が痛くなりお腹も痛くなる・・・。
意を決してトレセン内へ突入。
お目当ての厩舎へ向かう。

この厩舎に一歩踏み入る瞬間が・・・・・・心地悪い・・・・・・

基本、写真のように調教中は馬&厩舎関係者の皆様は馬場にいるので厩舎にいない事の方が多い。
誰もいないとホッとするような・・・でも取材をしなきゃいかんのでちょっとうろたえるような・・・
複雑な中年オヤジ心!!
「おっ、おはよう~ございまぁ~~~すぅ!!」
飛びっきりの笑顔で厩舎に突入!
たまたまお目当ての馬が洗い場にいたりするとちょっとラッキー
がっ!
・・・ここからが正念場・・・

当然ながら見ず知らずの厩務員さんに声をかけ、取材の申し込み&撮影をお願いする。
たびたび取材をしている厩務員さんなんかだと”おっ、久しぶりだね!”なんて声をかけられるが、取材&撮影初めての厩務員さんだと・・・

・・・当然ながらこちらが声をかけない限りもくもくと作業をしている・・・。
厩務員さん&馬&私、写真人・・・この間合いを取るのが結構難しい。
”馬中心のトレセン”なので、まず馬の様子を伺う・・・疲れていないか、機嫌は悪くないか、私、写真人を警戒していないか・・・。馬が”OK!"してくれれば厩務員さんにお声をかける。
「あのぁ~・・・取材なんですけど・・・。その前にちょっと撮影・・・よろしいですか!?」
このタイミングを外すと大変!
「今、忙しいから後にしてくれや!」とか、
「オレッ、写真撮られるの嫌いなんだよね!」とか、
などなど様々ある・・・。
悲惨なのが
「今週は忙しいので来週にしてくれや!」
っとあっさり言われる事・・・これはかなりめげる・・・こっちは意を決して取材&撮影に来たのに・・・

まぁ~なんやかんやで取材&撮影を終えると、なるべくスタンドのひと気のない所で一休み。

もちろん、馬好き、騎手(特に我らの脩ちゃん&伊藤工くん)好き、調教師のお話好きな私、写真人だが・・・
・・・取材は苦手・・・。
昔、”某有名週刊誌”のライターさんに取材のコツを教わった事があるが・・・
「取材!?己を捨てる事だよ」
・・・とおっしゃっていた・・・。
ふむふむ・・・己を捨てる事か・・・。
競馬好き、馬券好きである私、写真人・・・まずっ、この辺を捨てて取材に望まねばなるまい・・・。
って、競馬を捨てると取材&撮影しにくくなるのだが・・・

よしっ、明日も早起き(3時半起き)でがんばるぞぉぉぉぉぉぉ~~~~~・・・・・・・・っと・・・・・・・・・・
