今後の競馬ファンサービスに役立てたいと思います★
私、写真人・・・”一応”写真を生業としております
でっ!
写真を撮るには機材が必要!
基本、機材にこだわりのない私、写真人・・・写れば良しとする!
”何(=機材)を使うかっ!?”ではなく”何(=被写体)を撮るかっ!?”が重要と考える。
2年間お世話になったオリンパスにちょっとの間お別れをして、キヤノンの戻った私、写真人。
久々のキヤノン・・・AF機能は世界一である・・・特許をとっていないのが残念なくらい・・・。
ボディーはすばらしいのだがレンズがちょっと・・・(汗
”シャープネス&コントラスト重視”という気がするキヤノンレンズ群(=ツッコミ無用!)、伝統的に逆光に弱い。
以前、プロサービスの方に伺った時も・・・
「・・・あまり極端な撮影状況を前提にレンズ開発はしていませんね・・・。精度と感触を大切にしてます・・・」
なんて言っていたが・・・。
有名なところではライカ(ドイツメーカー)のレンズ。シャープネス、コントラストはキヤノンの譲るが逆光の性能はピカイチである!またすばらしい広角レンズも豊富だ。
国内メーカーではオリンパスも広角レンズは昔から定評がありどのような撮影条件でも活躍してくれる・・・。
しかるにキヤノン・・・。
国内メーカーと言えばレンズ専門メーカーだが、シグマというメーカーもある。
コンシュマー向け(=一般向け)のレンズが主流のメーカーだが、なかなかすばらしいレンズも何本かある。
・・・構造が複雑なズームレンズはイマイチ君だが・・・。
単焦点はなかなか良い。
たとえばSigma 50mm F1.4 EX DG HSM というレンズ。
F値が明るいレンズなので重宝する。たとえば厩舎の馬の撮影など・・・ストロボが厳禁なのでなおさらだっ!

暗い馬房内での芦毛馬の撮影時には活躍してくれる。
さらにストロボ光が嫌いな私、写真人。ヒマさえあれば我が子達の写真を撮る。

夕食時、味噌汁をすする我が子・次男6歳牡馬・・・ストロボの光がないので自然な感じ。
キヤノンにもEF50mm F1.2L USMというバカ高い標準レンズがあるが129,432円(価格.com調べ)もする!
ならばと激安シグマレンズを使う・・・こちらは45,500円・・・壊れたら2回買い換えたとしてもキヤノンと同じ。
10万馬券が当っても買う気がしないEF50mm F1.2L USM。
でも!
欲しいと思うバカ高いキヤノンレンズもある。EF24mm F1.4L II USM・・・お代173,838円(価格.com調べ)。
”Lレンズ”と呼ばれる銅鏡の部分に赤いラインの入ったレンズ。
フィルムの時代・・・まだマニュアルフォーカスが主流だった頃はLレンズばかり揃えていた。
24mm、50mm、85mm、20-35mm、300mm・・・どれもすばらしい。
・・・若かった頃私、写真人・・・Lレンズばかりそろえるなんて結構羽振り・・・良かったのね・・・

今は馬券&家族のためお金がないのでシグマレンズを試す。
24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO・・・お代40,530円(価格.com調べ)。
キヤノンと比べ、壊れて4回買いなおしてもお釣りが来る。なんと安いレンズ!!
(ちなみに壊れた事を想定するのは、プロが耐久性を重視するからである)
っと!
購入の前に撮影テスト。17万円もする高いレンズ・・・テストなしでは買う気になれない

デジ一眼、プロ機1D系はテストでは使わない・・・良く写るからである。
テストしたのはEOS7Dという現行品のカメラ。コンシュマー向けなので持っている皆様もいらっしゃるかと・・・。
テスト撮影を行ったのは東京・新宿の高層ビル群。
どちらのレンズも順光で絞りこめばはよく写る。カメラ雑誌やWebの作例はこのパターン・・・あてにならない・・・。
意地悪なテストで逆光で絞り開放によるテスト。
太陽の光線具合はシグマのレンズの方が厳しくしてある・・・負荷をかけひそかに安いシグマに期待する。
左がキヤノン、右がシグマ

太陽光線はシグマの方がキツイ!もろ逆光でかつ建物の間から光が漏れるというかなり厳しい条件。
見た目悪くない。若干シグマの方がフレアー(=レンズない反射)がでているが許せる範囲。
がっ・・・拡大してみると・・・。

良く見てみるとビルの輪郭に見事なまでの”パープルフリンジ(=色収差)”が出ているのがお分かりであろうか!?
紫色のラインが建物の輪郭に沿ってでている。シグマのレンズはわずかに緑色の輪郭が見受けられる。
キヤノンの173,838円・・・どうした事かっ!これはちょっとヒドイかも・・・。
EOS7Dというカメラの性能もあるのだろうが・・・ちとヒドイ気が・・・。う~~ん・・・ちょっとがっかり・・・。
日陰の部分の写りをチェック!

この辺はさすがに173,838円の描写。シャープである。シグマもあまり負けていない。
でも、パープルフリンジは気になる(画面上部の建物)・・・思いっきり紫色のペンで線描きしたようになっている。
これが決め手で結局シグマを買うことに・・・って、最後の決め手は当然値段なのだけど・・・

173,838円のレンズを使うにはやはりかなり優れたボディが必要という事かっ!
・・・でも、1D系のバカ高いボディで同じ結果だとかなり怖いものが・・・。
でっ!
このシグマレンズで撮影したのはこんなカット。

逆光のテストをしておきながらこのようなちょっと暗い馬房での撮影。
この程度の撮影なら何も173、838円もレンズは必要ないであろう・・・と勝手に決め込む&納得させる。
・・・大丈夫、写真を見せるときに”シグマのレンズで撮影しました”と言わなければ誰にもわかるまいっ!?