★本文と写真は関係ありません。関係者の都合により削除する場合があります★
競馬法により競馬関係者の予想行為は禁止されている。
「えへへへへっ、今度の東京、ウチの馬、鉄板だからしこたま勝負しなよ・・・」
なんて事を言おうもんなら手が後ろに回ってしまう・・・。
競馬メディアで仕事をしている私、写真人。
関係者への取材もしなきゃならんし、無論、撮影もせねばならない。

その関係者へ取材であるが、ほとんどが馬の調子か関係者の今後の抱負についてである。
関係者への取材もしなきゃならんし、無論、撮影もせねばならない。

その関係者へ取材であるが、ほとんどが馬の調子か関係者の今後の抱負についてである。
実際の取材についてシュミレーションしてみよう。
取材の仕方については人それぞれなので一概にいえないのであるが・・・。
取材の仕方については人それぞれなので一概にいえないのであるが・・・。
たとえば1000万下のレースに出走予定の三頭の馬がいるとする。
借りにA・B・Cと名前をつけておこう。
借りにA・B・Cと名前をつけておこう。
A:前走500万下を強い競馬で勝利。今回が昇級戦。騎手はベテラン。
B:ここ三走ばかり1000万下で惜しい競馬(2.3着)が続いている。騎手はリーディング上位。
C:1000万下では少々頭打ち。騎手は若手。
B:ここ三走ばかり1000万下で惜しい競馬(2.3着)が続いている。騎手はリーディング上位。
C:1000万下では少々頭打ち。騎手は若手。
まず、Aの関係者に聞いてみる。
「今回は昇級戦。前走は楽に逃げられたけどどうかな・・・コースも変わるしね。状態は相変わらず良いので何とかしたい。もともと素質のある馬なのでここでも無様な競馬はしないと思うよ」
「今回は昇級戦。前走は楽に逃げられたけどどうかな・・・コースも変わるしね。状態は相変わらず良いので何とかしたい。もともと素質のある馬なのでここでも無様な競馬はしないと思うよ」
続いて、Bの関係者に聞いてみる。
「中山だとイマイチの競馬が続いているけど、直線の長い東京コースに変わるのはプラス。
調教ではちょっと遅れたけどいつもの事、状態は平行線だね。前で競馬を進められれば十分チャンスはある。ごちゃつく展開になるとちょっときついかもしれないな。」
「中山だとイマイチの競馬が続いているけど、直線の長い東京コースに変わるのはプラス。
調教ではちょっと遅れたけどいつもの事、状態は平行線だね。前で競馬を進められれば十分チャンスはある。ごちゃつく展開になるとちょっときついかもしれないな。」
最後に、Cの関係者に聞いてみる。
「今週の動き(=調教)は最近では一番じゃないかな!?去年の秋に二勝している相性の良い東京だしね。この前の中山では差のない競馬をしたからね。今回は期待しているよ。」
「今週の動き(=調教)は最近では一番じゃないかな!?去年の秋に二勝している相性の良い東京だしね。この前の中山では差のない競馬をしたからね。今回は期待しているよ。」
などと、私、写真人でも簡単に競馬関係者のコメントは作れてしまう。
毎週のように同じような取材を受ける関係者、毎回違ったコメントを出すほうが難しい。
こんなコメントを聞いているとどれも勝ちそうな気がしてならない。
毎週のように同じような取材を受ける関係者、毎回違ったコメントを出すほうが難しい。
こんなコメントを聞いているとどれも勝ちそうな気がしてならない。
それもそのはず、各馬の関係者はレースでの相手関係が読めないからである。
むろん厩舎によっては海外の競馬同様、”レーシングマネージャー”を据えてレース分析を行い
確実なレースを使ってくる場合もある。特に新馬やこの時期の3歳戦はそうだ。
評判馬が出てくるようなレースだと回避する馬が多い。確実に勝つためにローテーションを考えなくてはならない・・・大変なのである・・・評判馬は楽であるが・・・。
確実なレースを使ってくる場合もある。特に新馬やこの時期の3歳戦はそうだ。
評判馬が出てくるようなレースだと回避する馬が多い。確実に勝つためにローテーションを考えなくてはならない・・・大変なのである・・・評判馬は楽であるが・・・。
さて、このA・B・Cの馬の取材であるが、馬券予想で得るものは何もない。
関係者の予想行為が禁止されているからである。
関係者の予想行為が禁止されているからである。
でっ!
たとえばCに騎乗予定の若手騎手、仮に私、写真人が大好きな大好きな石橋脩ちゃんが乗るとしよう!
そうなるとずばり本命にする。
今度は勝てそうなBに私、写真人が嫌いな”アンチキショ~”がの乗るとしよう!
そうなると完全な無印。
そうなるとずばり本命にする。
今度は勝てそうなBに私、写真人が嫌いな”アンチキショ~”がの乗るとしよう!
そうなると完全な無印。
てな具合。
すべてとは言わないまでもやはり競馬の予想は人間が行っているもの、”私情をはさむなっ!”と言われても私情をはさんでしまうのが人間なのである。
関東だけに限定した場合、一日に出走する馬の数は約300頭はいる。
そのすべての馬の状態を知り、相手関係も考えて予想を立てる事がいかに困難な事かおわかりであろう。
関東だけに限定した場合、一日に出走する馬の数は約300頭はいる。
そのすべての馬の状態を知り、相手関係も考えて予想を立てる事がいかに困難な事かおわかりであろう。
公に出てくる関係者のコメントほどあてにしづらいものはない・・・。
特に最近では一部の調教師や騎手は競馬ファンのためではなく馬主のために決して弱点となるようなコメントは一切しない。”馬主も競馬新聞を読んでいるだろう・・・”というのを前提にコメントを出す。
だが、本音コメントも数多くある。
「この馬、腰が甘いからね。直線の長い東京コースはきついよ。」
「前脚をかばうところがあるからね。当分勝つのは難しいね。」
「爪の弱い馬だからね。この時期(=冬)は実力が出せないよ。」
「前走は思いっきり不利を受けたからね。今度は外目を回してみるよ。」
「あの○×(=騎手)のヤロー、出遅れやがって・・・二度とうちの馬に乗せん!」
「とりあえずレース間隔があくので使うだけ。」
「まぐれで勝っちゃったからね・・・。昇級でこれから大変だよ・・・」
なんていうような話はどこでもある。
「この馬、腰が甘いからね。直線の長い東京コースはきついよ。」
「前脚をかばうところがあるからね。当分勝つのは難しいね。」
「爪の弱い馬だからね。この時期(=冬)は実力が出せないよ。」
「前走は思いっきり不利を受けたからね。今度は外目を回してみるよ。」
「あの○×(=騎手)のヤロー、出遅れやがって・・・二度とうちの馬に乗せん!」
「とりあえずレース間隔があくので使うだけ。」
「まぐれで勝っちゃったからね・・・。昇級でこれから大変だよ・・・」
なんていうような話はどこでもある。
ではそれを堂々と新聞や雑誌の紙面で発表したらどうなるかっ!?
・・・取材拒否&出入り禁止となる・・・。
それが怖いので取材するほうは慎重にならざるを得ない。
本音は語れないのである。
だが、現場のトラックマン(=競馬取材記者)には”予想印”という武器がある。
言葉にしてしまうとあれこれ問題となってしまうが、予想の印、◎○▲△には言葉ほど意味を持たない。
言葉にしてしまうとあれこれ問題となってしまうが、予想の印、◎○▲△には言葉ほど意味を持たない。
競馬新聞、スポーツ新聞を馬券検討にされている方、今度じっくり予想の印を眺めてみると良い。
各トラックマンさんの個性がある。単に本命予想、穴予想というのではなく、得意厩舎、得意騎手についてけっして言葉にはしていないが予想の印にはメッセージがこもられているのだ!
各トラックマンさんの個性がある。単に本命予想、穴予想というのではなく、得意厩舎、得意騎手についてけっして言葉にはしていないが予想の印にはメッセージがこもられているのだ!
私、写真人のお知り合いトラックマンさんは美浦トレセン南馬場担当。
競馬新聞紙面で一人だけ”孤独の▲”を打ってきたときは買うようにしている。
何故◎ではないのか・・・。他が注目しない馬を本命にすると、それをみた競馬関係者の馬へのマークがきつくなるからだという・・・。そうなると勝てるレースで勝てなくなる恐れがあるからだ。
それでもそんな予想は土日で1、2頭程度・・・。
競馬新聞紙面で一人だけ”孤独の▲”を打ってきたときは買うようにしている。
何故◎ではないのか・・・。他が注目しない馬を本命にすると、それをみた競馬関係者の馬へのマークがきつくなるからだという・・・。そうなると勝てるレースで勝てなくなる恐れがあるからだ。
それでもそんな予想は土日で1、2頭程度・・・。
競馬新聞やスポーツ新聞は関係者のコメントを読むより、トラックマンさん、記者さんの”印のコメント”を読むと的中率がアップする場合がある。
私、写真人・・・基本的にレープロで予想、関係者のディープな話に翻弄され馬券はハズしまくっているが・・・(涙