たまに他の方のブログを拝見するけど、エージェントについては詳しい情報がないため、
かなりあいまいな形でとられている。
細かい描写は割愛させていただくが、
”エージェント=馬券仕掛け人”
みたいな感じ・・・。
確かにそのほうが、見る側の興味をそそるが深みがない。
どこまでまで言っても推測の域をでない。
何千万、何億というお金、何十人という人々が一頭の競走馬に携っている中央競馬。
いちエージェントごときにそんなことができるだろうか!?出来るはずがない・・・。
せいぜい、かっちょよい腕時計を買い、かっちょよい外車を買うくらいのモン。
さらにいっても美浦や栗東の田舎に家を一軒買えるくらい・・・。
それでも十分、私、写真人より稼いでいるのであるが・・・羨ましい・・・。
で、主催者であるJRAはエージェント(=JRA的には騎乗仲介者と呼ぶ)をどう捉えているのだろうか!?
”因縁の広報室”に尋ねてみた。馬券で売り上げ協力しているのだから、こんな時は遠慮なく利用する。
雨の中山競馬場、今回は撮影でも馬券でもない!
エージェントについて尋ねるためにわざわざ中山まで赴いたのである。
「騎手のエージェントについてお伺いしたいのですけど・・・。」
と、私、写真人。
「あぁ~”騎乗仲介者”の事ですね・・・」
と広報のPさん。さすがはJRAと言う名の国営競馬(=特殊法人)、外来語は禁止なのかっ!
「・・・その、仲介者についてなんですけど、主催者として何かルールや取り決め、規定の
ようなものはあるのですか?!」
「え~~と、ちょっと待ってくださいね・・・」
目の前のパソコンのキーボードを打ち込む職員。
「・・・そうですね、平成18年の4月1日付けで公正室のほうから規約が出されてますね。
騎手が選んだ仲介人に関しては、公正室で調査、面談を行なった上で許可を与えるようにしていますね。」
具体的には、武豊の仲介者、元関西馬社の平林さんが正式・仲介者第一号となる。
さすがに世界の武豊、こ~ゆ~ところはいち早く対応してスジを通している。・・・すばらしい!
「何人くらいの方が許可を得てるかわかりますか!?」
「広報室では具体的な数字ははかりませんが、公正室のほうでは結構把握しているはずですよ。」
・・・公正室・・・やな響きの部署なので行くのは遠慮させてもらった・・・何も悪い事してないけど・・・。
「仲介者って基本的にトレセン(=厩舎サイド)に入れる事が前提になってますよね。
あと、競馬場内も検量室、裁決室を除いてはては自由に行き来できるとか・・・。」
「そうですね。そのためにもこちらで調査した上で許可をしないと・・・」
「仲介者について何か問題等がJRAのほうにきてますか!?クレームとか・・・。」
「全くないですね・・・」
・・・ほんとかなぁ~、怪しい・・・。
「現実に一人の仲介者が複数の騎手の騎乗仲介をしますよね。
特定のレースで逃げれば勝てそうな馬がいるとする。・・・あくまでも予想が前提ですが・・・。
そうなると、仲介者は勝てそうな逃げ馬にリーディング上位の騎手を乗せたり、
売込み中の新人を乗せる。その騎手のために他の騎手は”じゃまをするレース”はしないように
仕向けるとか・・・。勝たせたい馬や騎手のために展開を作るとか・・・。」
「・・・それじゃ~八百長ですね(=ずばりっ、言っちゃたよ、この人!)。
100%ありえませんね。そんな事があるとすれば、仲介者のみならず、仲介者を雇った騎手は
剥奪ですよ・・・。仮に仲介者の私情が入ったとしても、騎手はゼッタイにやってはいけない行為です。」
「・・・でも、私、写真人が仮に仲介者だとしたら、大・大・大好きな石橋脩ちゃんに勝たすように
しますよ・・・。”お前ら、レースで脩ちゃんの邪魔するんじゃないぞ!”って・・・」
「・・・・・・・・・”ピクッ”(=額の血管が動いた音)・・・・・・」
「修ちゃんかわいいですよね・・・」
と”変態丸出し”私、写真人!
「・・・石橋がかわいいかどうかはさておき(=かわいいのっ!)、そんな事は現実無理ですね。
賞金の高いJRAのレースでは、生産者、馬主、調教師、厩務員等々、いろんな人間がからんで
ますから、イチ仲介者の一存ではそんな事はできないはずです。
一部、馬券予想会社等ではさもそのような行為が行なわれているかのように新聞、雑誌等の広告で
言われてますが、ゼッタイにありえないと断言しますね。
最近ではG1レースである特定の生産者の馬(吉田一族と言えっ!)が10頭くらい出走するような
レースがありますが、そのような事をしているとは思えませんね。
生産者、馬主を抜きに、仲介者の一存では何もできないハズです。」
”脩ちゃんがかわいいのは断言しないのですか!?”・・・とは当然突っ込みを入れない、私、写真人。
「騎手としての”プライド”ゆるさないでしょうね!リーディング上位の騎手もなかなか勝てない新人も、
皆レースには真剣ですから・・・。”誰かのために自分が負ける”なんて事は出来ませんよ。」
「一部の仲介者の方はテレビや新聞、雑誌等で紹介されてますが、
主催者として仲介者の存在をもっとファンにも宣伝したほうが良いと思うのですが・・・。」
「その件については、我々はノータッチです。あくまでも雇い主である騎手と仲介者の問題ですからね。
ただ、ファンには公正競馬が潤滑に行なわれているということを知ってもらうためにも、
我々が規則を作り認めているわけですから、それで十分だと思います。」
「現実として、ファンの間では”仲介者が馬を選びレースを作っている・・・”というような、
うわさや憶測が飛んでいますが・・・。」
「原則ではありせんが、仲介者が複数の騎手の騎乗を仲介するというのはあまり望ましい事では
ないですね・・・。厩舎エリアに入れる人の数も限られてきますから、競馬専門誌や日刊紙の方々が
仲介者をやると言うのはやむえない現実もあります。完全外部の人間を仲介者として雇いいれても、
まず騎乗が決らない(=厩舎の情報やコネクションがないという意味か!?)でしょうね・・・」
「JRAとしては現状の仲介者制度に関しては問題なく行なわれていると見ているわけですね?!」
「そうですね。騎手も、厩舎もそのほうがより自分の仕事に専念できると思います。
”営業”という仕事は騎乗や馬の調教と同じくらい大変でしょうから・・・。」
「ズバリッ、私、写真人はかわいい石橋脩ちゃんの仲介者になれますかねっ!?」
「・・・・・・それは騎手に聞いて下さい・・・。雇われたら公正室で判断させていただきますよ!」
他にもいろいろ具体例を挙げてお話を伺ってのであるが、”一応”主催者としては、
現状のエージェントの存在は把握しているようである。
私、写真人も石橋修ちゃんの身の回りのマネージャーはやっても良いが、エージェントとなると
かなり大変な仕事だと思う。
中山記念では、穴候補としてトップガンジョー(3着以内に来る!)を取り上げていたのだが、
不利もあり10頭立ての8着・・・。この馬を修ちゃんの紹介して、修ちゃん満足してくれたかなぁ~?!
それより、写真嫌いの和田調教師が写真人である私の騎乗依頼に納得してくれたであろうか・・・。
勝ったカンパニーの横山典(主戦)を下ろしてまで脩ちゃんに騎乗させるだけの、
コネが関西の調教師にあるか・・・。エージェントは難しい・・・。
今度、美浦トレセンに行ったら、エージェント本人にお話を伺ってみたい。
・・・話してくれるかなぁ~・・・。武ちゃんの平林さんなんて、東京競馬場だといつも
カメラマン席にいるけど、声すらかけづらいもんなぁ~・・・。
お楽しみである。