30歳くらいかなぁ~・・・。
歳を聞いたわけではないが・・・。
競馬場の専属カメラマンで彼が競馬の入場、レース、表彰をすべてを撮影する。
彼が使っているカメラはマニュアル機のニコンFM2。
レンズは80-200のズームレンズ一本。
フィルムはカラーネガが一日2本(1日は10レースある)。
これだけの機材で競馬場のシーンは何でも撮影してしまう。
スゴイッ!
・・・て言うほどでもないのだけど・・・。
連写が利くカメラではないので、すべてが”一発入魂”である。
1日のフィルム代、現像代、プリント代を含めると学生バイトの1週間分の給料に匹敵する。
一コマたりとも無駄に出来ない・・・。
そんな彼を横目にしながら、EOS1系のデジ一眼でバシバシやっていると、
なんだか自分が恥ずかしくなる。
「カメラが良いから何でも撮れるでしょ!」
と彼の声が聞こえてきそうだ・・・。
私の機材なんてベトナム人新卒の給料、何年分であろうか・・・。
恥ずかしい、私、写真人。
このベトナム競馬訪問を機に、機材の見直しを始めたのである。
フォーンさんに
「キャノンのデジ一眼にしなよ。ピンも来るしノイズも少ないし・・・。
レンズもサンニッパが良いよ!」
・・・なんて、恥ずかしくて言えない。
そんなモンを買わなくても、彼は十分に私、写真人と同様、写真が上手いのある。