有名な装蹄師なのである。
「日本の装蹄の技術は世界でも有数ですよね~!」
・・・と取材なので相手を持ち上げる、ちょっと気が小さい私、写真人。
「・・・最近では、欧米からも日本の装蹄の技術は注目されているんだよ」
「そ~~ですよねぇ~~。日本の蹄鉄バンザイッ!!」
・・・と散々持ち上げておいて、撮影開始。
写真人とは、”男芸者”なのである。
ベトナムの蹄鉄・・・、私、写真人でも一ヶ月も修行すれば出来そうである。
極めてわかりやすい。
伸びた爪を削り、サイズの”あいそうな”蹄鉄を打つだけなのである。
もちろん、競馬場だけ。普段は蹄鉄なんてはめていない。
もったいないからだ。蹄鉄も何度も再利用する。
そんなベトナム競馬の蹄鉄を見ている私、写真人。
日本の蹄鉄技術はホントッすごいっ!・・と関心させられてしまう。
ミリ単位で爪を削り、ミリ単位で蹄鉄を削る。
馬の歩様や走法もしっかりチェックする。
ミリ単位の調節で馬の重心が変わるというから驚きだ!
もはや「プロフェッショナル・仕事の流儀」の世界である。
こんなとこにも日本の競争馬が走るヒントが隠されている。
もちろん、馬券のヒントも・・・。
まさか、今後新聞に
「本日の蹄鉄」
なんて欄はできないであろうが・・・(競輪で言うところのギア比、競艇で言うところのピストンリングの調節)。
日本の競馬は不確定要素が多い。
こんなモンまで頭に詰め込んでいたらギャンブラーとしての感が失われそうだ!
明日の中京記念。
01・18・10・14・17
の順。根拠!?・・・己の感である。