ありとあらゆる条件を満たしている。
万が一、8分の出来でも馬券には絡んでくれそうである。
が、ジャパンC。
このレースは結構きつかったのではなかろうか・・・。
JCのときにも指摘したが、3~4コーナーでまくり気味に行って直線先頭がこの馬の身上。
一瞬”来たっ!”と思ったが、4着。なかなか見ごたえがあった。
だが、あのウォッカと直線競り合ったのはまずかった・・・。
そのウォッカは有馬には出走していない。JCが目イチの勝負。
そんな馬と直線びっちり競馬をして全く疲れないはずがないのである。
過去の有馬記念で1番人気になりながら負けているのはこのパターン。
走った馬にしかわからない疲労・・・。もちろん、関係者にもわかるはずがない。
走る馬程人間には疲労を決して見せないのである。
・・・内田博大先生もそうおっしゃっていた・・・。
「騎手も調教師も厩務員も見抜けない疲労・・・」
これが一番怖い。
同一G12連覇というのは並到底ではない。
シンボリルドルフ、メジロマックイーン、ディープインパクト級の馬は10年に一頭の馬なのである。
シンボリクリスエス、グラスワンダー級は5年に一頭の馬。
マツリダゴッホは2,3年に一頭ぐらいのG1馬と見ている。
ましてや、今年のように牝馬がG1で活躍するような年はレベルが低いとしかいいようがない。
エアーグルーブの絶頂期の’97年有馬の勝ち馬は3歳馬シルクジャスティス。
トゥザヴィクトリーが3着の’01年有馬の勝ち馬は3歳馬マンハッタンカフェ。
1番人気で臨んだファインモーションの’02年有馬の勝ち馬は3歳馬シンボリクリスエス。
マツリダゴッホも5歳。年明けが近いため6歳に近い。
世代交代が行なわれるのも有馬記念の特徴といえる。
とはいえ、蛯名も自身のエージェントを変え、
気合が入っているので馬以上にがんばってくれる気がするのであるが・・・。