たとえば、犬歯と大臼歯では、同じ歯でも明らかに形が違います。

これは、歯の発生そのものを誘導するのとは別系統の信号が決

めている……と考えられています。




その信号が、「ホメオボックス」と呼ばれる遺伝子群を働かせて

(他の遺伝子群は働かないようにして)場所によって異なる体の

部位を作っていくらしいのです。




顎の骨の中に出来る歯の元になる細胞群にも、それぞれ異なる

ホメオボックス遺伝子が働いて大臼歯や小臼歯、犬歯、切歯に

なっていく、ということです。





 《新御茶ノ水駅から徒歩3分……神田錦町歯科》



       → →  11日は、59号配信です。





胎児の体に歯の組織が出来てくる……というのは、細胞間で

信号物質のやりとりがあって、歯のもとである 「歯胚」 が形成

されていく、ということです。




この信号物質がやりとりされるのは 「上皮系」 および 「間葉系」

という二種類の細胞群の間で、です。




「上皮系」 は表皮や毛髪など、身 体の外側を作る外胚葉性の

細胞で、「間葉系」 は骨や軟組織、血液などになる、多くは中

胚葉性の細胞です。






 《新御茶ノ水駅から徒歩3分……神田錦町歯科》



       → →  歯科川柳。なるほどねえ。





11月1日に配信された 「まぐまぐニュース」 に、新しく歯の生えて

きた82歳のお年寄り……! の話がのっていてびっくりしました。




この方はイギリス人で、長いこと入れ歯を使ってきたのが或る日、

違和感を感じて歯科医でレントゲンを撮ってもらったところ、なんと

門歯が生えようとしていることが判明したというのです。




 ↓ 「なんと82歳男性に新しい前歯が生えてきた」

 http://labaq.com/archives/51518208.html





 《新御茶ノ水駅から徒歩3分……神田錦町歯科》



       → →  うーむ、と唸る歯科川柳。