たとえば、犬歯と大臼歯では、同じ歯でも明らかに形が違います。
これは、歯の発生そのものを誘導するのとは別系統の信号が決
めている……と考えられています。
その信号が、「ホメオボックス」と呼ばれる遺伝子群を働かせて
(他の遺伝子群は働かないようにして)場所によって異なる体の
部位を作っていくらしいのです。
顎の骨の中に出来る歯の元になる細胞群にも、それぞれ異なる
ホメオボックス遺伝子が働いて大臼歯や小臼歯、犬歯、切歯に
なっていく、ということです。
《新御茶ノ水駅から徒歩3分……神田錦町歯科》
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