今日は前座仲間の、昇也君の二つ目昇進の日だ。
末廣亭初日。新宿末廣亭⇒浅草演芸ホール⇒池袋演芸場⇒上野広小路と長い披露目の日々が始まる。
体験したものでないと分からないが、長いような短いような感じだった。よく言われるこの例えがまさにピッタリ当てはまる日々。
とりあえず、おめでとうございます。
新宿で講談会があったので、少し寄り道をして末廣亭に挨拶だけしてくる。
本当は高座みたかったけど、時間が合わないのでしょうがない。
独特の緊張感があった。楽屋には二つ目枠で夢吉兄さんが。流れとして、前座⇒二つ目⇒色物の先生⇒新二つ目という。
だからこの二つ目枠が凄く大事。その点、夢吉兄さんは盛り上げて頂けるので凄くやりやすくなる。また、時間もつめてくれて新二つ目に長くやってもらうような配慮もする。いかに新二つ目がやりやすくするかを考えている。アシスト王なのだ。寄席はこういう所を見るのも楽しい。
それから講談新宿亭へ。その途中まだ雪が残っており、思いっきりこけて左臀部を強打。
こんなことなら昇也なんぞに挨拶などしなければ良かったと、プンプンジンジンしながら楽屋へ。
日本講談協会唯一の前座、真紅さんが楽屋に。1人前座の辛さが全身から滲み出る。もう辛そうで苦しそうだ。名前も辛苦な感じになってる。
こんなクソ面白くない事を書いてしまうのも、左臀部が痛すぎるからだ。
ネタは「相撲の啖呵」をやる。
明日三鷹講談会でネタ出しなので、ゆっくりはっきり、あまり声を張らずにやってみたが、何か元気がなくなってしまった。明日からまた調整せねば。
木戸を昼の部最後まで。
疲れる。凄く疲れる。昼夜の真紅さんは地獄だろう。誰かなんとかしてください。
とはいえ家に帰る途中、だんごを買ってご機嫌に。だんごという響きも、味も全部好きだ。だんごを買うという行為も好きだ。
老舗のだんご屋で少し嫌がられながら、二本だけ買って食べるのが好き。
色々な事務的な処理を済ます。
明日は文化財研究所と三鷹講談会で両方ネタ出し。