朝から「ボロ忠」稽古。
結局、侠客の話はどういう経緯で啖呵をきるかにかかってる。啖呵が良い感じなら、前段階が多少失敗してもいける気がする。鬱憤をためにため、どこでガッ~っといくかだ。
東映の高倉健のヤクザ映画と同じ。
大師匠は連続物は切れ場をしっかりやれば大丈夫と言ったそうだ。某師匠は、落語なんかサゲさえ言えば何とかなると言っていた。それは流石に違うと思う。
今日はレフカダ落語会。
前座仕事を一緒にやらせて頂いた先輩達との会。
しみじみ、二つ目になった事にひたる。
レフカダは放送にのるという事で、みんなそれを知ってからネタをさらい出すのが面白かった。
順番で迷ってる所に遊雀師匠が
「じゃあ、俺が開口一番やるとの事」
何をされるのかと思ったら、開口一番から「蛙茶番」というバレ噺で遊雀師匠をますます好きになる。噺塚から掘りおこした甲斐があった。
戦争が終わってよかった事に、遊雀師匠のバレ噺を通して感じいる。
若いお客様を中心にお越し頂いた。こういう客席ってあんま体験してない。
遊雀「蛙茶番」
松之丞「吉岡治太夫」
~仲入り~
羽光「アニメ小僧」
A太郎「井戸の茶腕」
コンセプトにそった、良い流れだと思う。
その後、打ち上げ。常連のお客様、演者と。
途中、遊雀師匠のお話を聞く。なるほどなぁと。色々な言葉は胸にしまおう。
帰り、A太郎兄さんと少し話す。長い道のりという事を確認しあう。
素敵な先輩達と一緒に出来て、良いひととき。