目次
後編
- 試飲編
- あとがき
試飲編
・徳正宗(ひたち錦)
純米吟醸
酒米:ひたち錦(茨城)
精米歩合:50
酵母:非公開
日本酒度:±0
酸度:1.3~1.4
アルコール度:15度
IWC2022 GoldMedal 金賞受賞のお酒です。
茨城県産酒造好適米ひたち錦を50%まで精米し、雑味のないきれいな味わいに!
米のうまみ、甘みを感じるまろやかな口当たり。
蔵元さんのコメント「当蔵の中でも1番香り高くて人気があるお酒です」
・徳正宗(雄町)
酒米:雄町
精米歩合:60
酵母:非公開
日本酒度: ±0
酸度:1.4〜1.5
アルコール度:15度
雄町ならではの、柔らかでふくよかな優しい味わいのお酒です。 後味の微かな酸味がお口の中をリセットし、お料理をより一層楽しめます。 肉料理や揚げ物と合うお酒です。
・萩原山廃純米
山廃純米
酒米:美山錦
精米歩合:60
酵母:非公開
日本酒度: ±0
酸度:1.8~1.9
アルコール度:15度
山廃純米は通常よりも仕込期間が長く、植物由来乳酸菌の微かな香りと酸味が特徴の個性的なお酒に。
まろやかな味わいで心地よい酸味とコクが楽しめるお酒です。
蔵元さんのコメント「山廃は今年造ったばかりのため半年くらい置いた方がまろやかになります。常温で飲むのがおすすめなんです。」
・けの川
純米吟醸
酒米:こしひかり
精米歩合:60
酵母:非公開
日本酒度:+2
酸度:1.6
アルコール度:15度
茨城県八千代町産のコシヒカリを100%使用し、米と米こうじで丁寧に仕込んだ純米吟醸酒です。
口に含んだ瞬間、まず米本来の旨味と甘みが拡がり、後からリンゴを思わせるフルーティーな香りが鼻に抜けます。
シンガポールへの輸出も行っているそう。
・徳正宗本醸造
本醸造
酒米:山田錦
精米歩合:70
酵母:非公開
日本酒度:非公開
酸度:非公開
アルコール度:17度
香り穏やかで、口に含むとじわりとした甘さと酸にアルコール感ある味わいに。
フレッシュでスッキリ軽やかな味わいは、様々なお料理に合います。
・純米吟醸sparkling白
純米吟醸
酒米:美山錦
精米歩合:50
酵母:非公開
日本酒度:-12
酸度:3.6
アルコール度:13度
白麹を使って造り上げたキレのある微発泡酒。
瓶内二次発酵の為、自然発生の柔らかな泡が魅力。
・徳ノ刻二十
長期熟成
原料米:日本晴
精米歩合:70%
酵母:小川酵母
アルコール度:20度
蔵内で蔵人に見守られながら、ゆっくりと長期熟成
アルコール度が高くキレのある味わいなのに柔らかな旨味と甘さを含んだ香りがあとを引くお酒です。
氷入れたり炭酸入れるのがおすすめ
蔵元さんのコメント「元々23度あるお酒で酒税法の関係でリキュール表示として販売しているが、中身は日本酒なんです。それをずっと寝かせていてようやく今年出してみようということで、なくなり次第終了の限定酒です。
道の駅の販売店ではこのお酒が一番売れているんです。」
・純米大吟醸酒母しぼりrei
純米大吟醸
酒米:美山錦
精米歩合:50
酵母:非公開
日本酒度:-20
酸度:6,0
アルコール度:12度
美山錦を50%まで精米し本仕込みの前の酒母の時点で絞った新しいタイプのお酒。
本仕込みと比べ酒母仕込みは10パーセントしか採れないため貴重です。
やや甘口の白ワインのような甘さと酸味となめらかな米の旨味の絶妙なバランス
アルコール度は12度でちょっと低め。
醪(もろみ)にする前に酒母で絞って出してるから酸が6くらいある
アミノ酸1,6くらい
関東から北の方は造ってないです。
洋食に合い、特にチーズが合います。
・長期熟成27度シェリー樽貯蔵
本格焼酎
アルコール度:27度
当酒蔵でリピーター率が高い長期熟成焼酎です。
深くまろやかな味わいとシェリー樽の中で長期熟成させた芳醇な香りと琥珀色です。
蔵元さんのコメント「酒粕の焼酎で、樽の中で6年間熟成させたお酒です。」
編集後記
若い蔵元さんは穏やかで優しさにあふれていて見るからに人の良さがにじみ出ている方でしたがどこか人見知りな面を感じさせるところがあり、人と話すのがあまり得意ではない様に見えました。
言い換えると根っからの職人さんで、酒を売ることよりも【旨い酒を極める】事に徹した方だろうと感じました。
それは造りにも表れていて、茨城県内では唯一萩原酒造さんのみ使ってる「高温糖化乳酸菌添加酛」を取り入れたり、食米で酒造りをされたりと常に変化とランクアップを目指してコツコツと酒を造り続けている蔵という印象でした。
「高温糖化乳酸菌添加酛」に「生酛造り」を取り入れるといった昔からの造りに加えて新しい日本酒造りに追求し続けています。
それは蔵に行かなくても、この蔵のお酒を口にしてみれば感じる事ができるでしょう!!!
赤兵衛 大将/唎酒師 赤澤