(tokina EMZ130+α7RⅣ/120mm/F5.6/ 1/160/ISO100/Aモード)

台風、通過していないはずだが、ほぼ雲のない快晴な空。「トキナーブルー」出てるかな?

本題に入ります、東武線作業員死亡事故の詳細がわかったため、元工事管理者(在)の私から、思った事を話したいと思う。

 

現場作業は「線路脇の除草」で10名だったらしい。

○現場監督

●現場監督の上司←夜勤明けで非番、来る予定には入っていなかった人

○列車見張り員(作業員に列車接近を合図し全員待避される事と、待避が完了していたら緑旗を揚げて列車に合図する)

○中継・列車見張り員(カーブやホームなど、目視で800m確保出来ない場合に、配置される)

○中継・列車見張り員(無線で連絡を取っている事から逆向きの列車を見ていたと思われる)

○作業員A

○作業員B

●作業員C

●作業員D

●作業員E

(●は死亡/○は無事)

 

(当時の「列車見張り員資格認定書」)

基本列車見張り員は資格を所得し、列車が来た事を合図し、作業員の待避を確認後列車に合図を送り、緑か青の旗を上げ列車からタイフォン(クラクション)をならして貰い、一瞬下げ列車の先頭が通過してから旗を下げる。

見張りに専念し、作業に手を出してはいけない。

もし線路上に機械転倒や足が引っかかって待避出来ない作業員が出た場合、赤旗を上げるか「信号炎管(車にある発煙筒)を発砲」させて、列車を止める役割もある。

 

(当時の工事管理者の資格)

工事管理者(現場監督)は、「全員集めて作業の内容を説明」し「危険予知(KY)」を行い、全員で打ち合わせした後、時間になったら構内電話より「運転指令に作業開始の連絡」(夜間だと線路閉鎖)作業終了後に「運転指令に作業終了の報告」(夜間は線路閉鎖解除)を行う。

基本的に「作業は禁止」で「作業員への指示」「作業の写真撮影」などを行う。

※JR東日本の例で、私鉄は多少ルールは違うが基本は同じ

 

私は東武建設の方共に、東武鬼怒川で「落石検知装置設置」の下見で、2度ほど従事した事もある。

 

(JR貨物から出向していた元上司に頂いた、雨カッパ)

線路内に入るときは、「黄色かオレンジのベスト(チョッキ)」を全員着用。さらに列車見張り員は「黄色の上下の服」工事管理者は「水色の上下」を来て、目立つ状態で現場にいる。あ、ヘルメットも「白の一本線(工事管理者)」(JR職員は赤線)とか細かいルールもあったが、今は変わっているかもしれない。

 

・・・現場監督用の水色の防寒着(反射テープ付き)、どこかにあるんだが出てこなかったorz

話が脱線しました。

 

実際は「スペーシアX」との事だったが、模型を持っていないので「先代のスペーシア(東武100系)」を使って、状況を再現させて貰います。

 

(列車見張り員と作業員のフィギュア・コンテナはない物と考えてください)

基本的に列車見張り員と工事管理者は、「列車ダイヤ表」と言う物を持ち歩いており、ある程度の時間は把握出来ている。

(鉄道会社も「○時○分~○時○分まで○○Km付近で作業がある」と言う事を打ち合わせ済みで、全員の運転手にも連絡は行っている)

列車が来た場合、緑の旗を上げ、作業員も列車の方向を向き、手を45度の高さに上げ「(作業を中断し)待避しています」と合図する事になっています。(変わってないと思う)

 

列車接近時は、こんな感じになります。

なので、普通は事故は起きるわけないのだが、今回イレギュラーが存在した。

「来る予定ではなかった会社のベテラン上司の存在」

これがマズかった。

工事管理者(現場監督)は本来作業指示を的確にしなければならないのだが、ベテラン上司が来た場合「何も言えない(経験が浅かったのもある)状態」となってしまい、夜勤明けで頭が回っていない上司が仕切っていた模様。

 

本来線路脇なども含め、安全に通過出来ない場合「待避禁止区間」と言うのが設けられている、これは東武鬼怒川線に入ったときもハッキリと明示されていた。

写真のようなホームで横に歩ける場所がない場合、ホーム上を歩いて向こう側に行くのがあたりまえなのであるが・・・。

 

この時は、上司の指示で線路上を歩いていて、跳ねられてしまったそうだ。

夜間の線路閉鎖(列車は入らない)ならともかく、線路を歩くのは自殺行為と作業員も含めてわかっているはず。

なぜそのような事をしたのか・・・。

 

(向き逆だったorz)

幸い、列車見張り員と現場監督、作業員3名はホーム先に逃げて無事だったようだが、いたたまれない事故とと共に、安全へのルールが一段と厳しくなると思われる。これは事故事例として全国の鉄道会社も、対策をする事となる。

 

(西武池袋線練馬駅付近高架工事で、私が撮影した写真)

列車見張り員は常に列車の方を向いていて、ハンドマイクでブザーを鳴らすか笛を吹いて作業員に作業を中断させ、事故にならない対策が打たれている。これは24.25歳だったので約30年前の話だが、各鉄道会社共にそこまで変わっていないように思える。

(誰だ、練馬高架工事の写真もっと出せと言っているヤツは、ダメです)

 

(tokina EMZ130+α7RⅣ/300mm/F7.1/ 1/400/ISO100/Aモード)

あぁ、空が青い(トキナーブルー出てますね)。でも今日も通院orz

この事故で亡くなった方のご冥福をお祈りいたします。

共にこのような事故は起きない事を願います。

 

余談ですが、TVニュース・新聞の記事を真に受けて、嘘がホントと勘違いされる方が多いと思う。私はTV見ない歴40年となるが、今はヤフーニュースなどで情報は得ています。それなので惑わせられないのと現場視点から語る事が出来ました。

あまりこのような記事は書きませんが、情報が出てから考えた方が良いなと感じました。

 

以上、「東武線死亡事故に、元工事管理者思う事」でした。

PS:本日は眼科、左目が2重に見えるのは治っていない。果たしてどうなるかな、レンズ何持って行くかな。