【KATO】ク5000 「車両運搬車」6両セット<10-1448>

車両紹介で変化付けた車両を牽引させようと思ったときに、「ク5000」にしようと思って引っ張り出したところ、カプラー交換もしていない未整備状態でした。

 

模型自体は2018年に発売された6両セットで、昔から単品で発売した物を車番の違う6両セットとして初めて発売。

そもそも絶版品でしたから、この販売方法は正解だと思いました。

ちょうどこの頃から、KATOさんの販売方針が「量販車生産形(再生産あり)」→「特定車両限定販売形(再生産なし)」や「限定セット」「過去車両の見直し改良品」「地域ごとの特徴車両」などを発売するようになり、車両メーカーとしては面白い方向に舵を取ったなと正直感心しました。おそらく「開発部門の世代交代」だったのかと思います。

その分値段は上がってしまいますが、魅力のある欲しい車両は星の数になっていきます。

 

(整備入場中)

●実車の話

ク5000形は、1966年(昭和41年)に登場。当初は「プリンス自動車(東小金井駅)」「三菱自動車(笠寺)」間の、相互運搬から始まり、日産(合併後)・トヨタ自動車・ダイハツ工業・富士重工・いすゞ自動車も参加。翌年の1967年には、マツダ・本田技研工業・スズキ自動車等も加わって、一時期は最大20両にもよる運行があった模様。

乗降場所は「籠原」「大宮操車場」「東小金井」「川崎川岸(千鳥町)」「横須賀」「厚木」「笠寺」「百済(くだら)」「川西池田」となり、後に「北野桝塚駅」「岩波駅」などに加え、工場専用線による直通も存在した。

ところが1973年(昭和48年)頃になると、ストライキや値上げ等の影響で、各車キャリアカーによる輸送に変化していき、次第に鉄道輸送が減っていった。

1975年(昭和50年)になると大きな輸送間に特化され、「栃木~本牧間」の専用塗装の「ニッサン号」開始。1985年に一端全廃されるが、3ナンバー対応改造が行われ、翌年の1986年から「ニッサン号」が復活。ただし途中で「水戸港から船積み」にシフトしたため、「輸出車専用」となり1996年(平成8年)4月まで活躍した。

※元職場の従事していた先輩からの話も交えています。

 

模型のセットですが、6両と少ないものの、運搬車両自体は数付属しており、そこそこの値段していた気がします。

別に「ニッサン号用トリコロールカラー(8両セット)」もいることから、「トヨタ車仕様」にしたいと思います。

 

当時の「鯨クラウン」では寂しいため。

少し進んだ1980年代の「カーコレ第2弾」の車両も使います。

 

車両は「セリカXX」「マークⅡ(G61?)」「スカイライン(R30)」「セドリック(430)」が入っており、そのうちのトヨタ車2種を使います。

このセットは、子供の頃に自動車好きだった頃で、壺をつき箱買いしたものの、ジオラマではそこまで使わず、色々な年代車両を並べたため、半数は余っていました。

大箱の処分(引っ越し対策)も関係しています。

 

車両の積載方法ですが、「全部カバー付き」「中間のみカバー無し」「下段のみカバー無し」「全部かなー無し」に分かれる用です。「日産方式」は聞いていましたので、それを交えて載せていきます。

 

車体自体は、こんな感じで上下に分離。

 

方向転換がある物として「車端部と上段はカバー付き」で、下段の中間だけ「カバー無し」としました。

あ、この「茶色のマークⅡ」ツートン車じゃないか・・・、車載したのは勿体なかったかもしれないorz

なお付属のカバー付きは、タイヤがはまるようになっており接着無し。カーコレは「Gクリアで接着」としました。

 

後ろ2両はこんな感じ。

 

今度は「マークⅡ&セリカXX」を下段に積載。

 

中間の3・4両目がこんな感じ。

 

前2両がこんな感じとしました。

思ったよりカーコレの車両が少なかったです。

カバーの付け方ですが、先頭の電気機関車から鉄粉が飛んでくるようで、到着時に茶色くなるためにカバーを付けていたという話です。カバーは折りたたんで「横のボックスへ仕舞った」という話です。

 

これで車載が終了。

乗せたらかなりずっしりくるほどの重みになりました。

また「短い6両」とお話ししましたが、正直十分なインパクトです。

 

機関車次位には「ヨ8000」を連結。

中間閉じ込めなので当たり前ですが、テールは光りません。

じつはKATO製の旧製品が、ちょうどテール非点灯で都合が良かったんですよ。

 

左が旧製品で右が現行品(室内灯・テール点灯)になるんですが、旧製品の屋根がグレーで大きく見えてますが、実際は同じサイズですので、旧製品も挟み込み限定で、使用可能です。

と言うことで、出発準備は整いました。

正直地味な記事になるかと思いきや、結構華やかな写真となり驚いてます。

 

以上、「車運車ク5000、整備と営業運転開始」でした。