2023年4月から始めた新企画で、せっかく「昭和の遺産」を持っているのに、情報を公開しないのはもったいない。
と言うことで、鉄道模型ではありませんが、「箱絵」と「説明書」を公開していこうと思います。
現行で発売されているプラモデルの「不明なパーツ」や、「思い出の車両」など、お話ししていただけると幸いです。
今回は第5弾になります。
栃木の「日本模型さん(ニチモ)」の模型です。
ニチモさんというと、どちらかと言えば「戦艦」や「軍用機」が強いメーカーでしたが、車のプラモデルも発売していました。
ただし、「シリーズ物がそろったためしがない」という中途半端な状態でしたので、そこまで数は多くは無かったですね。
反面、とんでもない車両の模型化や「当時の時代を彷彿させる模型企画」というのが、他のメーカーとは異なっていました。
今考えると、「再生産しないメーカー」だった可能性が有りますね。
今回登場するのは「日本模型」さんのR30スカイライン、当時一番好きだったので2週間連続になってしまったのは申し訳ありません。しかし説明書をスキャンしている時に、「こ、これは・・・まずい、ニヤけてしまうぞ!」と言う物が紛れ込んでいたため、急遽順番を変えて載せることにしました。
完全に「昭和時代の当時ネタ」に振ってました。
それでは、「ノーマルに近いR30スカイライン」ですが、こうも変わる物かと、じっくりと見て下さい。
プラモメーカー:日本模型株式会社(ニチモ)
シリーズ:ストリート・パワー・シリーズ 仮No.1(番号の割り振りは無し)
メーカー:日産
車種:R30スカイライン 4VALVE DOHC RS
(車は友だ編)
サイズ:1/24
発売日:不明
おまけ:男女ペア2組フィギュア
改造パーツ:ノーマル・ヒップアップ・シャコタン・ハの字シャコタン選択/サンルーフ可/アルミホイール
※ヒップアップとホッドロッド(前傾斜)は同じで、メーカーによって名称が違いました。
この箱絵、リーゼントの男二人が、サングラス付きで登場。女性も当時の服装と髪型ですよ!
「ヘイ彼女、お茶飲まない!」
などと聞こえてきそうなパッケージです。
一応「横浜ナンバー」なので、山下ふ頭か本牧当たりのディスコで朝まで踊っていたんでしょうかね。
「横浜銀蠅」が全盛期だったんでしょうかね。
当然、通じた人は「昭和のおじさん・おばさん認定」ですよ。
最後にもう一枚写真を載せますが、とりあえず説明書を載せます。
モーター取り付けて走行出来るのは他社と一緒ですが、ノーマルとシャコタンで、ギヤ比が違っていたようですね。
※説明種がボロボロなのは、当時物なのでご了承下さい。
ニチモさんのR30は、シャシにシートを接着する方式では無く、内装の箱を載せる方式でした。
しかし、フィギュアが「昭和」してますねぇ。
持っていたら、かなり貴重ですよ。
屋根に穴を開けると「サンルーフ」が開閉可能になります。
ドアミラーとフェインダーミラーの選択式ですね。
よく見ると、「ライト用ウインドウォッシャー付き」ですね。
そういえば、トランクの左にちっちゃいアンテナが出てますね。コレなんだったっけなぁ。「方位センサー」だったような・・・。
当時は「1980年頃の先進技術満載」でしたからね。
ニッサンのキャッチコピーも「21世紀を目指す、技術のニッサン」でしたから、頑張って開発してたんだなぁと子供心に思いました。
そうそう、RSはボンネット左側にスカイラインの「Sマーク」入ってましたね。
当時は「ツインカムのトヨタ」「ターボのニッサン」なんて呼ばれてましたね。
それで、トヨタの対抗馬で「DOHC版のスカイライン」をラインナップさせたんですけど、その後「ターボ追加」。
マイナーチェンジで鉄仮面化したのち、しばらく立ってから「インタークーラ・ターボC」と言うモデルが出て205馬力/グロス値(エンジン単体での測定)という化け物が発売されてました。
しかしその裏で、ノンターボの初期RS買った向かいのお兄さんが「追加して出すんじゃね~よ」と嘆いてました。
まぁそんな時代でしたね。
最後の写真ですが、説明書に挟んでありましたが、フィギュアが有るせいか、凄い時代を感じさせます。
そうそう、ツートンカラーもオプションで、単色も選べたんですよ。
でもこのツートンの塗装は、今見てもキレイですよね。
あと、「サイドモール全盛期」に入っていったんですが、このモールがあるだけで引き締まって見えました。
2000年に入ったら、消えちゃいましたけどね。
「青春のこの時に・・・・
何でも話せる友と・・・・
R30スカイライン」
泣けてきますね。
と言うことでまた来週。
以上、「俺ってバリバリかい?死語の世界へようこそ、懐かしの突っ張りスタイルフィギュア付きスカイライン」でした。
PS:笑いながら見ていた方、飲み物吹き出した方は、負け組ですよ。