【KATO】旧型客車 4両セット(茶)<10-034>

土曜日や日曜日は、極力「未整備車両」の記事に当てています。

このところ予算の関係で、新製品の入線を極力減らしているのですが、実際の話「未整備車両の山」(積んでる)なわけで、そっちを片付けるだけでも半年分ぐらい有るんじゃ無いかという量有るっぽいです。

 

そんな中で今回選んだのは、「KATOの旧客セット(茶)」です。

この製品は2019年に発売された、「旧客の入門向け」としてメーカーが選んだ4両セットでしたが、蓋を開けてみれば「簡単に旧客車編成風の列車が楽しめる」ことから、一ヶ月かからないぐらいで、市場から消滅。私も買いそびれまして、昨年中古で手に入れました。

 

中古と言うことで、なぜか1両だけ室内灯装備。それ以外は集電金具だけ差し込んである状況でした。

編成は「スユニ60」+「オハ46」+「スハ43」+「オハフ45」の4両セット。

私も残念ながら、旧客の編成組成はわからないため、タイプ編成になります。

 

編成例ですが、この中でやるとしたら、「常磐線普通列車」・・・それは「旧型客車(ブルー)」でやったので没。

とりあえず、編成の組み方は無しに、整備していきたいと思います。

 

「室内灯」は、とんでもない物が入っていた(後で説明)ので、後で交換するとして、

まずはカプラーをなんとかしたいですね。

 

中間は「KATOカプラーN JPA」(ジャンパー付きカプラーポケット取り付け用)を使用。旧客には、配管接続が多いのでJP付きカプラーが良いですね。

本音言うと、通勤型電車の205系や211系以降、電気ジャンパー式に変わったので、クハやサハが連結する部分、ジャンパーが一本だったりするんですけど、それは再現してません。

 

そして、「スユニ60」と「オハフ45」は、ボディーマウント化します。

一つは「カニ24用」もう一つは、「元が何かわからない代物」です。

カプラー部分は、ボディーマウント化でカプラーが下がるかもしれないので、一回り大きい「ナックルカプラー20系用」を使用します。

※スユニで問題発生します。

 

まずはオハフ45から。

ボディーとの引っかけ部分はカッターでカット。(同形状にカットしたことも有り)

それ以外の出っ張る部分は、シャシ側に3つ穴開けます。

「0.2mm」→「0.5mm」→「1mm」→「1.5mm(中央)」「2mm(左右)」の順で開けました。

ズレた場合、一回り大きくするか、ドリルで端をこすって長穴にすると上手くいきます。

 

接着は「Gクリア」(ゴム系接着剤)+KATOの販売している接着剤を使用。

Gクリアだけでも強度確保出来るんですけど、この2つ混合させると、取れなくなります。

※乾かすのに半日かかりますorz

 

カプラー台座を接着。

台車が一部当たってしまうので、そちらを加工します。

 

左側切っちゃってます。

ブレーキ部分ですよね、効きが悪くなりますね。

こういう加工、嫌な人は居ると思うので、嫌な人はこの加工パスして下さい。

 

台車の端を切断したので、それなりに台車が動くようになりました。

このぐらい動けば、R243サイズのカーブも曲がれます。

 

まぁこんな感じになります。

ちなみに「20系用のナックルカプラー」は、でかすぎて失敗しました。(外すの大変)

「カニ24」のジャンパー線使ったので、「タイプ」になりますが、個人的にはかっこ良くなったと思います。

台車の形状と、この見た目、どちらを選択するかですね。

 

余談ですが、カプラー部分は「アーノルドカプラー」を選択しジャンパー部分を再現することも出来ます。

 

今度は「スユニ60」です。

こちらは、ボディー形状が少し違うので、台座側も大幅にカット。

ベースが得体の知れないカプラーですが、ジャンパー受け部分は切らずに残しました。

先ほどより、少し端寄りに穴を開けてます。

 

ここで問題発生!

カプラーがでかすぎて、ホロに当たっちゃいましたorz

交換します。

 

「ナックルカプラー長」を探し出しました。

「EF66ナックルやカモメナックルで良いんじゃないの?」と思うかもしれませんが、「ホロが厚み有りすぎ」るのと、切り欠きでは無く穴開けとして、加工を楽にしている関係上「ボディーマウントの台座が若干後退」するんですよ。

その関係で、このカプラーでもギリギリになっちゃいます。

※ここは人や走らせる環境によるので、絶対ではありません。

 

こんどは交わしてくれてますね。

「オハフ」の方は、接着の乾燥入っちゃったので、交換を断念してます。

 

台車ですが、こちらは端の内側を斜めにカッターで切り落としたら、それですみましちたので、見た目は変わらず。

 

とりあえず、この状態で1日乾燥させてます。

 


チャラララ、ラッチャッチャ♪

次の日

 

付属していた室内灯を外すと・・・。

なんだこれ、コンデンサがやたら付いてるぞ!?

 

あ、わかった。ポポンデッタの室内灯だ!

 

「エネルギーチャージ機能付き」の絶対ちらつかない奴・・・。

※コンデンサで電気を蓄えるバッテリーの役割があるので、レールの汚れによる電気の強弱が出ても、バッテリーから出力するので、ちらつきが緩和されます。

写真のように大量に乗っけてれば、大容量と同じになるので、安定した室内灯になります。さらに強弱のスイッチ付き。

1個980円だったよね・・・買えない奴だorz

 

さすがにもったいないので、他で使用します。

 

差が出てちょっと暗く感じちゃってますけど、純正の室内灯付けました。

 

と言うことで、無事整備完了。やっぱり床下のジャンパー付きは、良いですね。

明日は機関車を整備していきますね。

 

以上、「旧型客車4両セット(茶)の整備」でした。