模型の導入順に、当時の思い出を話しながら同時に交検(定期運転検査)を行っている「模型紹介シリーズ」。
今回は「東海道本線111系・付属編成」です。
本当は基本11両も有るんですが、予想以上に時間と手間がかかってしまったので、先に付属編成を出場させています。
こちらの製品は、2012年9月末に発売し10月初めに入線させています。
KATO製近郊型の待望の「フルモデルチェンジ」で発売されたんですが、初代社長が健在だった頃で、おそらく「既存の金型有るのでリニューアル出来ない」という事情から、発売していない車両で新規金型作成を許可貰う。と言う形で、113系では無く111系になったと推測します。
当時、湘南色の113系は、KATO製が「湘南電車4両セット」を2010年1月発売。それ以外はKATO・TOMIX・マイクロエース共に絶版・・・、「地元を走っている東海道のフル編成がいつ発売してくれるんだ?」という状態で、その状況で発売したのが、東海道線111系でした。
111系とはいえ、11+4両のフル編成組めるならと購入しましたが、整備だけしてあとはほとんど走らせずにしまっていました。
結果・・・。
「動力車以外、室内灯が付かないじゃん!」
交検(3年に一回の試運転)の中でも、重症レベルの状態・・・。
ん?2回ぐらいしか走らせてないのに、なぜ?
動力車も含めて、車輪の塗装が剥がれてますね。
走行時間もトータルで20分走らせていないのに・・・。
この状態は、2012年~2013年頃に集中しているため、一時的な物だと信じたいです。
あ、やっぱり車輪ダメですね。
約20分走行ですので、これを新品に交換するというわけにもいきません。
台車の集電板ですが、「新品そのもの」全然劣化していません。(クリーニングしてません)
どう考えても、車輪の劣化ですorz
今回は、「田宮の接点グリス」は無しでいこうと思います。
バラしたくない先頭車をバラしてみましたが、やはり新品同様状態。
集電不良は「車輪で間違いない」ようです。
「猫目」と呼ばれるライトの内部。
修正は無理かな・・・。
お、付いた付いた!
少し動かすと・・・。
消灯しますorz
車輪清掃だけじゃダメなようです。
※一応集電板関係もクリーニング済み。
しかたない、無水エタノール漬けして様子見るか。
※現在「無水エタノール」は品薄なので、無駄に使えないのが現状です。
あ、そういえば「超音波洗浄機」買ったんだった。
すっかり忘れてましたが、これ使った方が楽ですね。
おお、復活!
この状態でも、若干ちらつきますが、先ほどの状態とは比べられないほど回復しています。
おっと忘れてた。
前面のカプラーを、フック無しの物に変更する予定でした。
げ、中身は交換済みの物が入ってましたorz
しかたないので探してみると・・・。
【KATO】カプラー密連形#2 新性能電車用・長
最近カプラーをそっくり交換するAssyパーツが品薄で見つからなかったので、中身を交換するタイプを、購入しておきました。
この簡単な交換作業が、2年前は出来なかったんですよ。
私が「遠視+老眼」で2m未満がぼやける状態で、100均の老眼鏡二刀流(2丁がけ)しても見えなくなっており、いよいよダメかなと思った時に眼鏡屋で相談。
一軒目の大手チェーン店で「遠近両用」を作るも、手元周りは全くダメ。
ありがちな話ですが、「近視の方=遠くを見えることを重要とする」という考えの眼鏡屋だったので、近くが見えないので眼鏡作りたいというのが、通じていなかったんですね。
そしてネットで調べて、細かい相談にも対応する個人経営店を発見。近くだったのでそこで相談したら「弱遠視の老眼」とわかり、「運転用」と「近く用(モニターのある60Cmを指定)」を作成。ドンピシャ(死語?)で作ってくれたんで、細かい作業が出来るようになりました。
話が脱線しました。
おお、やっぱり「電連もどき無しの顔」の方が、かっこいい。
スカート下がスカスカですが、別パーツでジャンパー周辺が再現出来る物が有ったのを、忘れてましたorz
方向幕は「普通」では無く、「沼津」を選択。
このセットにはステッカーが付属していなかったので、後で発売になった「113系湘南色<10-1588>」から持ってきました。
このセット「静シズ」表記ですので、元々は静岡電車区の所属編成でしたので、国府津止まりには出来ません。
このままの4連で、静岡地区の運用としても使えますね。
ちょっと猫目が気になりますが、後で発売した「115系スカ色の再生産版」では直ってました。
非冷房なのが、時代を感じさせます。
4両なのが扱いやすいです。
このモデルから、最近の製品らしく「水色の座席パーツ」になってますね。
ライトの方は「白色LED+着色導光材」の組み合わせですが、自然な感じに思います。
※入線がらみの詳細は、基本セットの時に一緒にやります。
屋根のベンチレーターも、色が違ってますのでかっこいいですね。
10分ぐらい走らせたら、ちらつきはほぼ無くなりました。
車輪の交換も、15両やったらお金かかっちゃいますから、これで良かったと思います。
3年後の検査で、また苦戦しそうですけどね。
最後尾は連結しないので、ジャンパー線のホース付きを組み込んでます。
運転席の後ろの窓が、最近の製品らしく再現されてますね。
結局この製品も、再販は無し・・・。ユーザーが欲しかったのは113系の方でしたからね。逆に111系は、レアな製品になってしまいました。
付属の方は4両なので、なんとか出場しましたが、基本セットは・・・かなり泣いてます。(残り3部作予定)これは来週ですね。
以上、「111系湘南色4両付属編成、先行出場」でした。